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稲垣潤一、山中千尋トリオと共演!

稲垣潤一   2011/08/29 15:47掲載
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稲垣潤一、山中千尋トリオと共演!
 今年でデビュー30周年を迎えるAOR系シンガーの第一人者、稲垣潤一山中千尋トリオをサポートに迎え、8月26日、東京・丸の内コットンクラブでライヴを行ないました。

 両者は昨年夏に箱根・彫刻の森美術館で開催された自動車会社のイベントで初共演。今夏、葉山マリーナで開催されたジャズ・イベントには稲垣がゲストで参加し、今回は山中千尋トリオがサポートをつとめました。

 3度目の共演となる両者、“どうして今までやってなかったのか?”と思ってしまうほど、稲垣のヴォイスとジャズ・トリオの相性は良く、会場となったコットンクラブの佇まいと相まり、アダルトな雰囲気の一夜に。

 前半に演奏された稲垣の代表曲でもある「夏のクラクション」。原曲は陽の光が眩しい真昼のイメージであったのに対し、山中トリオではムーディーかつクールな真夏の夜に一変! 中盤はスタンダード・ナンバーのコーナー。かねてから“スタンダード・ナンバーを日本語詞で歌ってみたかった”とMCで語った稲垣は、このトリオのサポートを得ることで長年の夢を実現。

 驚いたのは、稲垣の選曲のセンスの妙。ナット・キング・コールの名曲「ロンリー・ワン」を美空ひばりが歌った歌詞で、映画『黒いオルフェ』の主題歌「オルフェの唄」はペギー葉山のヴァージョンで……といった具合に、ストレートなカヴァーではなく、絶妙な変化球を披露、さらに水原 弘や、ちあきなおみが歌った永六輔中村八大コンビの「黄昏のビギン」といったセレクトも! 『男と女』シリーズでは、J-POPやニュー・ミュージックのスタンダード曲をデュエット仕様でカヴァーに挑んだ稲垣、60年代の日本語洋楽へジャズ・コンボ・スタイルによるアプローチは、デビュー30周年を迎え、新たな方向性を示してくれそう。

 なお、稲垣潤一の最新アルバム『30周年記念ベスト 〜テーマ・ソングス〜』は10月26日リリースを予定。こちらもお楽しみに。


稲垣潤一
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