充実のときを迎えたピアニスト、
小山実稚恵の最新録音
『ヴォカリーズ』(SICC-1625 税込2,940円)が1月25日にリリースされます。
1987年2月2日に『ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 他』でデビューした小山にとって、2012年はアルバム・デビューから25周年の記念イヤーになります。
そのアニバーサリーとしてリリースされる当盤は、これまでのディスコグラフィにありそうでなかった、ピアニズムの粋を集めた渾身の一枚。
小山にとってはこれが初録音となるスカルラッティと
シマノフスキ、定評のあるロシアン・レパートリーの
ラフマニノフや
スクリャービン、
ブラームスに聴く新境地、そして新たな出発を予感させる
バッハの平均律に至るまで、小山の紡ぎ出す音世界はピアノという楽器の限りない可能性を感じさせてくれます。
想いを込めて奏でられた全15曲、まるで一晩のリサイタルのように楽しめる一枚が誕生しました。小山の奏でる彩り豊かな音世界に漂いながら、そのピアノが語るストーリーにじっくりと耳をすませてみてください。
※1月25日発売
小山実稚恵(p)
『ヴォカリーズ』(SICC-1625 税込2,940円)
[収録曲]
01. ソナタ嬰ハ短調K.247(スカルラッティ)
02. ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
03. 前奏曲集第1巻〜第8曲 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
04. ため息(リスト)
05. ベルガマスク組曲〜第3曲 月の光(ドビュッシー)
06. 練習曲op.42-5(スクリャービン)
07. 間奏曲op.117-3(ブラームス)
08. 3つの小品〜第1番 練習曲嬰ハ短調op.2-1(スクリャービン)
09. 間奏曲op.118-2(ブラームス)
10. 予言の鳥(シューマン)
11. 前奏曲op.1-7(シマノフスキ)
12. スペイン舞曲集〜アラベスカ(グラナドス)
13. 舟歌(チャイコフスキー)
14. 献呈(シューマン/リスト編)
15. 平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第4番 前奏曲/フーガ(J.S.バッハ)