2003/04/04掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ロックもテクノも巧みに盛り込んだ名作
『SONGS OF THE SIREN』(写真)を最後に、“キャプテン・ファンク”名義を封印し、新たに“OE”名義での作品を発表し始めた、日本の屈指のサウンドメイカー
“オオエタツヤ”。“OE”名義での初アルバム『Here and You』では、彼のシンガー・ソングライター部分にスポットを当てた、よりパーソナルな作風を見せてくれ、また、4月25日には、
デートコースペンタゴンロイヤルガーデンを脱退した
大友良英率いるニュー・ジャズ・クインテット(ONJQ)と共に作り上げたアルバム
『ONJQ+OE』(PCD-5850\2,940(税込))をリリースするなど、改名後は、新たなる音楽の地平を探求すべく、野心的ともいえる活動を行っている彼。そんな彼が、今後は“オオエタツヤ”名義で、新作
『フィジカル・フィクション(仮)』(PCD-26005\2,730(税込))を5月10日にリリースする予定です。
新作は、創作意欲を思うがままに噴出させたOE名義の前作
『Here and You』での路線を維持しつつも、キャプテン・ファンクとしての一面をも飲み込んだ、ある意味、集大成とも言える内容となる予定。ひとつのカテゴリー内で納めておくことなど到底出来ないジャンルレスな彼の音世界を、ぜひともご堪能を。