さや（vo、key）と植野隆司（g）によるポップ・デュオ、テニスコーツ（Tenniscoats）がニュー・アルバム『オーラボード（All Aboard！）』を7月6日（金）にリリースします。

　15年以上にわたる活動の中で、スコッドランドの伝説のインディ・ポップ・バンドのパステルズやアメリカのアウトサイダー音楽家のジャド・フェアなど海外のアーティストとの現地での共同制作やコラボレーション作品を多くリリースしているテニスコーツ。今作はオーストラリアのレーベルChapter Musicからリリースされます。

　『オーラボード（All Aboard！）』は、70年代中期から日本アンダーグラウンド・シーンで数々のバンド（High Rise、不失者、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ、渚にて他）で活躍してきたドラマー、高橋幾郎を迎えて制作されました。

　テニスコーツと高橋の出会いは、2002年にテニスコーツが高橋の住む札幌でライヴを行ない一緒に演奏したことから始まり、2005年にテニスコーツが札幌在住のオーストラリア人Richard Hornerのスタジオでレコーディングを始めた際に、高橋も参加。その後2009年まで、毎年数回札幌を訪れて本アルバムを完成させていったそうです。

　植野のサイケなギターと高橋の緩急のアクセントが絶妙なドラム、そしてさやのあたたかなキーボードや口ずさみたくなるユニークなメロディが、ゆるく、壮大に繰り広げられる、これまででもっともロックなアルバムと言える作品となっています。

　ちなみに本作のアートワークは絵本作家の荒井良ニの書き下ろしとなっています。