フィービ・スノウ 2003/06/02掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
74年に
『Phoebe Snow』(写真)でレコード・デビューを飾り、翌75年にはこのアルバムからのシングル「Poetry Man」が全米チャート5位のヒットを記録している才能豊かなシンガー・ソングライター、
フィービ・スノウが、6月17日に米“
Eagle Records”より、アルバム『Natural Wonder』をリリースする。
98年にアル・クーパーやマイケル・マクドナルドがゲスト参加したカヴァー・アルバム『I Can't Complain』を発表している彼女だが、自作曲中心でのオリジナル・アルバムとなると、これが89年の『Something Real』以来、なんと14年ぶり。彼女の公式HPにてメドレー形式で試聴できる新作の音を聴くかぎり、フィービの持ち味であるブルース、ジャズ、ゴスペル、フォーク、カントリー・・・・・・などなどの要素を融け合わせた不思議な歌声の魅力は、今作でも健在の様子。加えて年齢を重ねたことで滋味も増しているようで。
「フィービ・スノウ? 誰それ?」って人は、まずはデビュー・アルバムの『Phoebe Snow』を聴きましょう。ふとした時にしみじみと聴きたくなる、末長く愛聴できる名盤ですので。
日本では、2001年に未発表ライヴ音源入りのベスト・アルバム
『Very Best of Phoebe Snow』の日本盤がリリースされている彼女ですが、はたして今作の日本盤は? 本人曰く、新作はかなり自叙伝的な内容になっているそうなので、ぜひ対訳付きの日本盤で聴きたいものですが・・・・・・。