イギリス最大級のロック・フェス〈T in the Park〉を舞台にした臨場感に溢れる体験型“ロック&ラブ・ストーリー”ムービー『One Night One Love』。劇場公開に合わせ、
ザ・ヴァセリンズの
ユージン・ケリーからのコメントが公開されました。
あの
ニルヴァーナの
カート・コバーンが「世界で一番好きなバンド」と賞賛をおくり、
相対性理論や
小山田圭吾(
コーネリアス)のサポートでも話題となった来日公演が記憶に新しいザ・ヴァセリンズ。メンバーであるユージン・ケリーは本作にて音楽監督を担当しており、劇中に登場するバンド“ザ・メイク(The Make)”の楽曲は、ユージンによりこの作品のために書き下ろされたオリジナル楽曲! 「最初連絡を受けた時は、僕自身の曲を何曲か提供すればいいのかと思ったんだけど、まさかザ・メイクの全曲をプロデュースすることになるとはね。
MGMTや
The Killersなど、いくつか参考にすべきサンプルはもらっていた―。サウンドの傾向という意味ではなく、ザ・メイクを彼らと同じくらいのレベルという設定にするために。コンテンポラリーな感じに80年代のレトロポップを加えたテイストは、まさに今時のもの。だからそんな方向性でやっていこうと決めたんだよ」とのこと。
さらに、ユージンがその歌に惚れ込んだというグラスゴーのシンガー・ソングライター、ジョー・マンゴーが本人役で出演しており、デビッド・マッケンジー監督は「キャストの音楽的なスキルはもちろん欠かせないものだったが、音楽面でもうひとつ重要な要素だと僕が考えていたのは、ジョー・マンゴーにパフォームしてもらうことだった。僕にとって
ヴァシュティ・バニヤンは長年のヒロインであり、ジョーは彼女の後継者。2人が演奏しているところを見に行ったんだが、すぐにジョーの音楽に惚れ込んでしまったんだ。脚本にはフォーク・シンガーが歌うちょっとしたシーンがあって、ジョーはそのパートを快く引き受けてくれた。彼女と一緒に録音したトラックはフィルムのセンターピースとなり、まるでその他全員の音楽をまとめて映し出すような役割を果たしている。このフィルム自体がとても濃密なベースで作られているから、ジョーの曲はそこにホッと出来るメロウな空気を吹き込み、キャラクターたちのシークエンスがある種の真夏の夜の夢のようなムードを醸し出す結果になっていると感じているんだ」と、激賞!
なお、本作に寄せて国内のアーティストからも、「この映画、おれには刺激が強すぎた!」(
渡辺大知 /
黒猫チェルシー)、「アダムとモレロ。二人には音楽という共通点しか無い。鳴り止まない音が響いたとき、やっとお互いを知る。なんてロマンチックなんだろう! 新感覚のロック×ラブストーリー」(沙田瑞紀 /
ねごと)、「ロックフェスが持つ不思議な魅力と魔法を、リアルに感じられる。まるでその場にいるかのようにガンガン伝わります!! 見たら間違いなくフェスに行きたくなる、音楽好きにはたまらない作品です!! ナイスワン!!」(杉山ハリー)など、絶賛のコメントが寄せられています!