五十嵐大介の人気コミックを原作に、都会で自分の居場所を見つけられなかった主人公“いち子”が故郷の山村“小森”に帰り、自給自足の生活をしながら生きる力を充電していく姿を、旬の食材を生かした日々の食事と共に描いた映画『リトル・フォレスト』。
前編『夏・秋』は1月28日(水)にBlu-ray&DVDが発売、後編『冬・春』が2月14日(土)より劇場公開と注目のトピックが続く中、〈第65回ベルリン国際映画祭〉の「キュリナリー・シネマ」部門に正式招待。当日は、日本より
森 淳一監督と主演の
橋本 愛が参加します。橋本は、今回が初の国際映画祭への参加となるとのこと。
キュリナリー・シネマ部門は、ベルリン映画祭が9年前の第57回より映画祭の目玉として新設した部門で、世界各国より“食”にまつわる良作を選出し上映。通常は作品上映だけが行なわれる映画祭において、同部門では公式上映の後に、作品にまつわるディナーがふるまわれ、『リトル・フォレスト』の上映後にはミシュランガイドにて二つ星を獲得しているドイツ屈指の有名シェフが作品にインスパイアされた特別メニューを供するアフター・ディナーが予定されています。
(C)「リトル・フォレスト」製作委員会
[橋本 愛]
日本ならではの美しい景色や四季の移ろいを、主人公・いち子の人生と重ね合わせて描いた作品です。
2013年から2014年の東北を記録した映画でもあります。
海外の皆さんにも豊かな気持ちになって頂き、楽しんでご覧頂けると嬉しいです。
初めての海外映画祭参加を楽しみにしています。
[森 淳一監督]
歴史ある国際映画祭に招待していただくこと、光栄に思います。「リトル・フォレスト」は世界の人々に観てもらいたいという思いの強い作品です。一年を通して頑張ってくれた俳優、スタッフ、厳しい冬を迎えている岩手の人々の想いをスーツケースにつめて、ベルリンの地で、日本の美しい四季や東北地方の自然の恵みを紹介してきたいと思います。