M.R.ケアリーによるSF小説「パンドラの少女」（東京創元社刊）をコルム・マッカーシー監督が映画化した「ディストピア パンドラの少女」が7月1日（土）よりロードショー決定。先駆けて予告編が公開されています。

　真菌のパンデミックによって人類の多くが“ハングリーズ（飢えた奴ら）”と化し、残った少ない人々は安全な壁に囲まれた基地で生活する近未来。ウィルスに感染しながらも思考能力を持つ“セカンドチルドレン（二番目の子供たち）”からワクチンを作り出す研究が進められるなか、思考能力に加え知能を持った奇跡の少女メラニーが現れる――荒廃したロンドンを舞台に、大ヒットを記録したゲーム「The Last of Us」にも通じるようなポスト・アポカリプス世界が描かれる本作。予告は監獄のような室内にいる子供たちの映像からスタートし、ハングリーズに囲まれながら息を潜めて歩く緊張感に満ちたシーンや、メラニーが人々を救うために立ち上がる姿なども収められています。

　主人公メラニーを演じるのは、オーディションで選ばれ、本作でホラーとファンタジーに特化した〈シッチェス・カタロニア国際映画祭〉の女優賞を獲得した新人セニア・ナニュア。そのほか、『007 / 慰めの報酬』のジェマ・アータートン、『アルバート氏の人生』のグレン・クローズらが脇を固めています。