日本を代表するトップ・アーティストがこれまでの音楽人生を振り返り、半世紀のうちに作られた作品を採り入れながら、次の世代へ向けての思いを込めてプログラムを編む〈彩の国さいたま芸術劇場シリーズ企画「次代へ伝えたい名曲」〉。同シリーズ第12回目となる〈彩の国さいたま芸術劇場シリーズ企画「次代へ伝えたい名曲」第12回 工藤重典 フルート・リサイタル〉が2017年12月17日(日)に開催されます。シリーズ初の管楽器公演として、世界的フルート奏者の
工藤重典が登場。前日の12月16日(土)には、関連企画として〈工藤重典フルート公開レッスン〉も開催。
これまで世界40ヵ国以上で名演を繰り広げ、細やかなニュアンスを色鮮やかに描きわける演奏技術の高さと、曲想に応じて作り出す変化に富んだ音色で人々を魅了する工藤。今年3月には弦楽器の重音奏法をフルート1本で表現した『
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第1番-第3番(フルート編曲版)』(MM-4006 3,000円 + 税)、10月には『
J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第4番-第6番(フルート編曲版)』(MM-4019 3,000円 + 税)をリリースするなど、フルートという楽器そのものの新境地開拓にも精力的に取り組んでいます。
工藤がこのシリーズのために厳選した名曲は、自然の情景を表したような爽やかさが魅力の「ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調」のフルート編曲版や、9つの小品でさまざまな風景を描いた「ダマーズ: ペイザージュ」より第9番、そしてフルートとピアノがともに高度な演奏技術を求められる室内楽の最高傑作「フランク: ソナタ イ長調」ほか、聴き応えのある作品の数々。ピアニストは、工藤が共演者として長年信頼を寄せる
長崎麻里香です。
©土居政則