大谷能生、植村昌宏と組んだトリオ“
sim”の一員としてのみならず、ソロや様々なコラボレーションでも独自のコンセプチュアルなエクスペリメンタリズムを示してきたギタリスト / コンポーザー・
大島輝之が、2011年の『
The Sounds Für Kl∂star Pöint』以来6年ぶりの単独作『
Cell Music』(CD VTN-1008 2,500円 + 税)を12月6日(水)にリリース。
入江 陽や
植野隆司(
テニスコーツ)、
柴田聡子などの作品で知られるライヴ・スペース「
試聴室」主宰レーベル「VACATION」からリリースされる本作では、大島が“歌”にフォーカス。
波多野敦子、
千葉広樹とのトリオ“
弧回”名義で2012年に発表した『
纏ム』での試みをさらに拡張した内容とのこと。発売に先駆け
YouTubeにて映像作家・
副島正紀監督のミュージック・ビデオが公開されている収録曲「Extream Softcream」では、
BUCK-TICKすら想起させる艶めかしさと非線形のファンクネスを伴うユーモアたっぷりのエクスペリメンタル・ポップを披露しています。
なお、2018年新春には本作の発売を記念したライヴも決定。1月16日(火)東京・
dues 新宿、2月18日(日)神奈川・横浜 日ノ出町
試聴室その3の2公演が発表されています。
音響彫刻とウタとリズムと即興が高濃度にまざりあってて、ヘッドフォン・サイケデリア宇宙にどっぷりトリップしました。中毒性高いよ。――大谷能生ふだん歌うイメージのない方が、ふっと歌い始める瞬間を見るのが好きだ。声帯を震わせることに慣れきってしまった歌い手からは得られない類のスリルや、イノセンスを感じられることがあるから。フリーフォームで解体的なサウンドに絡みつく自在な言葉。乾いたユーモア。情緒性とは無縁なようでいて、時にどうしようもない生々しさで突き刺さる、危うい肉声。今後もぜひ、歌い続けて欲しいです。――七尾旅人この度も色気爆発!大島さん、謎かっこいい!――柴田聡子大島輝之の新作を聴いたよ! ポップとノイズの彼ならではの絶妙な塩梅にニヤニヤしちゃったよ。こうなったらさ、 正々堂々とシティポップ方向に加速してくんないかな〜なんて期待しちゃうね。「キリンジみたいな大島輝之」にさらにニヤニヤワクワクしたいんだな、ASA-CHANGは! なんか気持よいですよ、大島輝之。――ASA-CHANG