フィル・ハートノルとポール・ハートノルのハートノル兄弟からなる英国のテクノ・ユニット、オービタル（Orbital）が2012年の『ウォンキー』以来、6年ぶりのニュー・アルバム『モンスターズ・イグジスト』を9月14日（金）にリリース。8曲入りのボーナス・ディスクが付いたデラックス・エディション（PCD-25265～6 2,500円 + 税）と、スタンダード・エディション（PCD-18838 2,050円 + 税）の2形態で発売されます。どちらにも日本盤ボーナス・トラックとして、彼らの代表曲のひとつである「Satan」のライヴ・テイクを収録しています。

　“モンスターは存在する”と題された新作は、世界情勢への反抗心とレイヴへの回帰を両輪に、90年代の名作群を思わせるサウンドとアグレッシヴさが溶け合った作品。ダークメルヘン調のアートワークは彼らの『Snivilisation』（94年）と『In Sides』（96年）も手がけるジョン・グリーンウッドが担当しました。

　フィル・ハートノルは、「これは現代のモンスターを写し出したアルバムだ。それは銀行家や“あの男”かもしれないし、君たち自身の中にいる悪魔や恐怖かもしれない」とコメント。ポール・ハートノルは、「モンスターが誰なのかを詮索する必要はない。ドナルド・トランプや金正恩を指しているわけじゃないさ。誰がモンスターなのかは明らかだ。僕はお説教するのが嫌いでね。人々のちょっとした思考を引き出す方がずっといいよ」と語っています。


Photo by Kenny McCracken