ジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)が8月12日に発表した名盤『チープ・スリル』の50周年記念エディション、ジャニス・ジョプリン / ビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールティング・カンパニー『
チープ・スリル(50周年記念エディション)』(SICP-5935〜6 3,600円 + 税)が12月5日(水)に発売。
1967年のモンタレー・ポップ・フェスティバルでのパフォーマンスが絶賛され、時代の寵児となったジャニス・ジョプリンが翌年に発表した『チープ・スリル』は、全米チャートで通算8週に亘って1位を獲得。今では不朽の名盤として知られています。
今回発売される50周年記念エディションは、2枚組CDに収録された全30曲中、25曲が未発表。68年のスタジオ・セッションから29曲のアウトテイクと、同年4月12日にサンフランシスコのウィンターラウンド・ボールルームで行なわれたライヴから「ボールとチェーン」が収録されています。カヴァー・アートには、“過激すぎる”という理由で当時のレコード会社が却下したという幻のオリジナル・タイトル“Sex, Dope & Cheap Thrills”の文字が印刷されています。
ライナーノーツを寄せたのは、
ジェファーソン・エアプレインの
グレイス・スリックと、ビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールティング・カンパニーのドラマーを務めた
デヴィッド・ゲッツ。スリックは「あの歌声を聞いた瞬間、なんて凄い、止め処なく溢れるままのあらゆる感情の爆発…と思った。ジャニスはエプロン姿が女性の象徴だった50年代からノーブラに象徴される女性解放の60年代へと難なく適応した。私たちはみんな新しく得た自由を思い切り謳歌したし、音楽にも反映されたわ。このアルバムの世界的成功のお陰で、それまでサンフランシスコのベイエリアだけで起きていた現象を世界中の人々が聞くことが可能になった。そして今、新しい世代がこの『チープ・スリル』体験を楽しむことができる」と綴っています。