秋元 康がプロデュースする演劇集団“劇団4ドル50セント”が、第2回本公演となる〈ピエロになりたい〉を東京・有楽町 オルタナティブシアターにて11月22日(木)より上演。キャストから、同公演にてW主演を務める湯川玲菜と仲 美海のインタビューが公開されています。
湯川は、〈ピエロになりたい〉に先駆け11月20日よりdTVにて配信されている旗揚げ公演〈新しき国〉を「未経験な部分が多くて、とにかく“声を出すこと”と“セリフを届ける”ことしか頭になくて、それを一生懸命になることしかできてなかったと、今振り返ると思います。今は、セリフをどう言ったら伝わるかとか、言い方とかを考えることが少しできるようになったりとか、サブテキストというセリフの裏にあるセリフを考えたりすることができるようになりました」と振り返っており、また、仲も当時について「初めて役名のある役をもらったんです。役作りというものが初だったので、そこにまずとまどいがあって、プレ公演のときは、とにかく自分を表現すればよかったけど、〈新しき国〉ではそのときとは全然違って苦労しました。けど、公演が終わったときに、ちゃんと“果林”(役名)でいられたなと思えたので、この公演で役作りができたということが、公演前と変わったとこかなと思います」とコメント。
〈ピエロになりたい〉にてW主演を務めることが決定した際、2人は驚きが大きかったそうで、湯川は「私は、最初本当にびっくりして、主演に決まったということを頭でなかなか認識できてなくて、何も考えられなかったんですけど、まわりのみんなに、“主演おめでとう”とか“頑張ってね”」と言われるようになってから、“あ! 主演なんだ”と徐々に実感がわいて、そこからどんどん、この劇団を背負わないといけないという責任感が生まれてきて、少し不安にもなったのですが、今は、もうやってやろうという気持ちでいっぱいです」、仲は「私も驚きが1番です。びっくりしすぎて、空いた口がふさがらない状態で、ずっとやばいやばいやばいってなっていました。今でも、演じるという感覚は変わらないので、主演だということがあまり実感なくて、これからどんどん感じていくのかなと思います。特に、本番の挨拶とかで感じていくのかな。この舞台での挨拶が一番怖いです(笑)」と語っています。
脚本・演出を務める丸尾丸一郎からアドバイスを受け、〈ピエロになりたい〉を「この舞台は、秋元さんの舞台だから、ミュージック・ビデオみたいなものだと言われました。楽曲をたたせるために物語があって、さらに、その物語からの楽曲があって、そのながれが大事になってくると言われて、自分は今まで1つ1つつながってなかったなと感じて、そこから自分の考え方も変わっていきました」と捉えたという湯川は、見どころについて「ジャグリングのパフォーマンスのシーンです。稽古で、自分で出番じゃないとき、舞台袖からみたときに、サーカスを見ている気分になって、そこすごくいいなと思ったので、是非みてほしいです! 個人的には、ポーカーがパントマイムをする場面があって、そこもみどころかなと思っています」とコメントしています。