劇場公開から3年、全国各地のホールにて1,200回を越えてもなお、国内外から上映会のオファーが鳴りやまない映画「ケアニン〜あなたでよかった〜」。そのシリーズ最新作映画「ケアニン〜こころに咲く花〜」が、4月3日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次ロードショー。公開に先駆け、予告編が公開されています。
大型の介護施設を舞台とした本作は、さまざまな介護施設の協力のもと、介護現場への取材を重ね書き下ろしたオリジナル・ストーリー。主演の
戸塚純貴演じる大森 圭が慣れないルールの中、認知症の老婦人・美重子(
島かおり)とその夫・達郎(
綿引勝彦)の50年間の夫婦の深い愛情の中で、本当の介護の在り方に苦悩する様が描かれます。また、タイトルについた“〜こころに咲く花〜”は、介護施設の利用者やその家族、現場の介護職や管理職など、介護に関わっている方々の心の中にそれぞれの花(希望、未来、思い出など)を咲かせて欲しいという願いが込められています。
出演者には、前作からの大森 圭の先輩役の
松本若菜や、2人が働いていた小規模介護施設の社長役の
小市慢太郎も出演。さらに、ケアニンのスピンオフ作品である「ピア〜まちをつなぐもの〜」(2019年)の主演を務めた
細田善彦も友情出演で登場するなど、シリーズ作品としても楽しめる内容となっています。
大森 圭(戸塚純貴)の転職先である大型の特別養護老人ホームの普段の様子から始まる予告編では、たとえ働く場所が変わっても、前作の小規模施設での経験を踏まえた上で、利用者やその家族たちとまっすぐに向き合う姿勢を貫く大森を描写。本作のキャッチコピーにもなっている「認知症になっても、その愛だけは僕が消させない」という熱い信念を持って生きる、より成長した大森の姿が捉えられています。そのほか、脇を固める実力派俳優の面々やシリーズではお馴染みとなった出演者たちも次々に登場。前作から引き続いて本作でも主題歌を担当する、
香川裕光の「Wedding Day」が物語に華を添えます。そして最後のシーン、美重子の夫・達郎(綿引勝彦)の「母さん(妻・美重子)との約束を、最後に果たしてあげたい」という気持ちのこもった一言には涙を誘われ、本作にますます期待が高まる映像となっています。
©2020「ケアニン2」製作委員会