ニール・ダイアモンドのカヴァー「セプテンバー・モーン」を9月に発表し、話題を呼んだ
ティル・ブレナー(Till Brönner)と
ボブ・ジェームス(Bob James)が、初のコラボレーション・アルバム『オン・ヴァケーション』を10月30日(金)にデジタル・リリース。
アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の「ツィンガロ」をボーナス・トラックとして追加収録した国内盤CD(CD SICJ-30021 2,500円 + 税)が12月23日(水)に発売されます。また、アルバム収録曲「ベイズン・ストリート・ブルース」が10月16日(金)に公開されました。
1926年に発表されたスペンサー・ウィリアムズ作曲の「ベイズン・ストリート・ブルース」は、
ルイ・アームストロングら大勢のミュージシャンが演奏してきたスタンダード・ナンバー。アルバムには、公開された「ベイズン・ストリート・ブルース」「セプテンバー・モーン」のほか、
サド・ジョーンズや
サラ・ヴォーンらが取り上げた「イフ・サムワン・ハド・トールド・ミー」のカヴァー、ブレナーとジェームスによるオリジナルなど全14曲を収録。レコーディングは2019年9月に南仏プロヴァンスのサン・レミにあるスタジオ「ラ・ファブリーク(La Fabrique)」で行なわれました。このスタジオは200年ほど前に建てられた荘園領主邸内にあり、
シャルル・アズナヴールや
ニック・ケイヴもここで録音しました。ゴッホやモネら南仏の自然に魅了され傑作を生みだした芸術家と同様、ティル・ブレナーもプロヴァンスの光と空気にインスピレーションをうけ、「これまでのレコーディングとは、全く違うものになった」と語っています。
ブレナーがトランペットとフリューゲルホルンのほか、3曲でヴォーカルを披露。ジェームスがピアノとキーボードを担当したほか、2人のベーシストと、
ハーヴィー・メイソン、
ヴォルフガング・ハフナーら3人のドラマーがレコーディングに参加しました。
Photo by Gregor Hohenberg