米ニューヨーク・ハードコア・ムーヴメントから浮上した90年代を象徴するブルックリンを拠点にしたヒップホップ・クルー、
ブート・キャンプ・クリック(Boot Camp Clik)を代表する所属グループ、
ブラック・ムーン(Black Moon)と
スミフ・ン・ウェッスン(Smif-N-Wessun)の記念すべき1stアルバムが、11月4日(水)に紙ジャケットで2タイトル同時リリース。
ニューヨークの「Nervous Records」が新設したヒップホップ専門レーベル「Wreck Records」の第1弾アーティストとして鮮烈なデビューを飾った、
バックショットとファイヴ・フットの2MC+プロデューサー・チーム“
ダ・ビートマイナーズ”のイヴィル・ディーからなる3人組、ブラック・ムーン。
93年にリリースされた1stアルバム『
エンタ・ダ・ステージ(Enta Da Stage)』(CD PCD-94002 2,400円 + 税)は、重すぎるベースラインと強烈なフロウ、ジャズやファンクをサンプリングしたむせ返るほどの煙たさが充満する、ダ・ビートマイナーズの出世作にしてアーリー90'sニューヨーク・ハードコア屈指のクラシック。オリジナルCD盤の全14曲に加え、12インチ・ヴァージョンの「Buck Em Down(Da BeatminerzRemix)」など2曲のボーナス・トラックを追加収録しています。
ブラック・ムーンの「Black Smif-N-Wessun」や「U Da Man」でフィーチャーされ名を知らしめた、テックとスティールの2MCによるスミフン・ウェッスン。
ブート・キャンプ・クリックからの第2の刺客として95年にリリースした1stアルバム『
ダ・シャイニン(Dah Shinin')』(CD PCD-94003 2,400円 + 税)は、ダ・ビートマイナーズのイヴィル・ディーとMR.ウォルト、さらにベイビー・ポールやリッチ・ブラックも集結。
ロイ・エアーズからインスパイアされたアートワークの通り、ジャズやファンクの浮遊感のあるサンプリングを主体としながらも、よりザラつきが深化したダ・ビートマイナーズの重低音がシャープ&ロウに、スモーキー&メロウに染み渡ります。また、レゲエ・フレイヴァーも取り入れた粘っこいフロウの応酬も聴きもの。オリジナルCD盤の全16曲に、ブラック・ムーン+O.G.C.+
ヘルター・スケルターというブートキャンプ勢が揃ったアルバム未収録曲「Headz Ain't Redee」など2曲のボーナス・トラックを収録しています。