ボノボ(BONOBO)がみずから主宰するレーベル「OUTLIER」からの第1弾として2020年9月にリリースした、
トータリー・イノーマス・エクスティンクト・ダイナソーズ(TEED)とのコラボレーション・シングル「Heartbreak」のリミックス・ヴァージョンが公開されました。リミキサーはディープハウスのオリジネイターとして90年代はじめから活躍している
ケリー・チャンドラーです。
配信限定のこのリミックス・ヴァージョンについて、チャンドラーは「まず第一に、僕はボノボの作品が大好きだから、〈Heartbreak〉のリミックスを依頼されて興奮したよ。電話では、求める方向性や進むべき方向性について話し合ったんだけど、彼らは自分のスイングした感じのビートとバイブスを入れるなら、僕の好きなことやっていいと信頼してくれたんだ。彼らが求めているものと私がやっていることが一致していたし、結果には満足していると思う」とコメント。ボノボは「ケリーの長年のファンだったし、今回のリミックスにピッタリだと思ったんだ。彼はスタジオから僕に電話をかけてきて、リミックスの一部を聞かせてくれた。こんな感じになるのか!って感じですごいワクワクしたよ」と喜びを述べています。
原曲の「Hearbreak」は、Class Actionが1983年に発表したダンス・クラシック「Weekend」のヴォーカルがサンプリングされており、
パラダイス・ガラージを中心に盛行した1980年代のNYのサウンドから現代のウェアハウス・パーティにまで敬意を表するダンス・フロア向けのシングル。パラダイス・ガラージは若き日のチャンドラーに大きな影響を与え、彼が後に形成したディープハウスの源流でもあります。