アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ (Art Blakey & The Jazz Messengers)が1961年に行なった初来日公演の模様を収録する未発表ライヴ・アルバム『ファースト・フライト・トゥ・トーキョー』が、11月5日(金)に全世界同時発売されます。発売に先がけ、先行トラック「モーニン」が配信中。
アルバムはツアー最終日の1月14日、東京・日比谷公会堂公演を収録したもので、メンバーは
アート・ブレイキー (ds)と
リー・モーガン (tp)、
ウェイン・ショーター (ts)、
ボビー・ティモンズ (p)、
ジミー・メリット (b)という最強の布陣。「モーニン」「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」「チュニジアの夜」などを演奏しています。
収録音源は、来日公演を追ったドキュメンタリー映画『黒いさくれつ』用に記録されたもので、映画は権利の問題でお蔵入りとなってフィルムが破棄され、それ以降マスターテープの所在も不明となっていましたが、2017年に映画スタッフの遺品からテープが発見。数年間にわたるリサーチの末、米国ブルーノート・レコードから全世界リリースされることとなりました。
ブックレットには、ブルーノート・レコード社長の
ドン・ウォズ よるウェイン・ショーターへのインタビューのほか、当時を知るサックス奏者の
渡辺貞夫 や音楽評論家の
湯川れい子 のインタビュー、テープ発掘者である根本隆一郎の寄稿などが掲載されます。日本盤はSHM-CD 2枚組と高音質SA-CD〜SHM仕様〜の2形態でのリリースです。
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©Hozumi Nakadaira