国民的歌手・
美空ひばりが作詞して35年ぶりによみがえった話題曲「レクイエム〜麦畑のひばり〜」(補作詞&作曲・岡林信康)がEMIミュージック・ジャパンから5月12日にシングルとして発売。この曲を歌っているシンガー・ソングライター、
岡林信康が21日、東京・江東区のZEPP東京で<岡林信康コンサートツアー2010 INTRODUCTION>と銘打ったコンサートを開きました。
この日は、今月14日の福岡からスタートした全国6ヵ所でのコンサート・ツアーの2ヵ所目にあたる東京公演で、全国ツアーは、1976年4月以来、実に約34年ぶりのこと。
約1,000人の熱狂的ファンが詰めかけ、ジャズ・ピアニストの
山下洋輔や最新アルバム
『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』(写真)のレコーディング・メンバーが集結するなか、「3月にここZEPP東京でボブ・ディランさんが私の前座を務めたそうで、いよいよ真打登場です」とジョークを飛ばしながら、「私は40年間、いろんな歌を作り続けてきましたが、今日は、いままでやってきた音楽スタイルをすべてぶちまけるようなコンサートをやりたい」と挨拶。「霧のHighway」をはじめ、ニュー・シングル「レクイエム〜麦畑のひばり〜」、ニュー・アルバム『レクイエム』に収録のひばりカヴァー曲から「東京キッド」「悲しき口笛」「お祭りマンボ」、それに代表曲「山谷ブルース」など全16曲を熱唱しました。
そして最後は、客席のファンたちも立ち上がってお祭り騒ぎのように盛り上がり、ファイナル曲「虹の舟歌」を歌いながら「諸君、沈んでいることを恐れてはならない。沈まなければ浮かび上がれない。これが、宇宙の法則。信じる者は救われる。私を見なさい。40年間、この音楽業界からリストラされ続けていた。しかし、すべて廃盤になっておった私のアルバムが、去年、すべて復刻CD化された。買うならいまのうちだ。そのうちまた廃盤ラッシュが始まる……」とコメントしました。
ツアーはこの後、今月23日に札幌、6月4日に大阪、同11日に名古屋、同18日に仙台、いずれもZEPPで行なわれ、7月18日には東京のC.C.Lemonホールでの追加公演が決定しています。
<岡林信康コンサートツアー2010 INTRODUCTION>
5月14日(金)ZEPP福岡 (開場18:30 開演19:00)
5月21日(金)ZEPP東京 (開場18:30 開演19:00)
5月23日(日)ZEPP札幌 (開場15:30 開演16:00)
6月4日(金)ZEPP大阪 (開場18:30 開演19:00)
6月11日(金)ZEPP名古屋 (開場18:30 開演19:00)
6月18日(金)ZEPP仙台 (開場18:30 開演19:00)
[追加公演]
7月18日(日)C.C.Lemonホール (開場16:30 開演17:00)