ロック・バンド、
Panorama Panama Townが、最新シングル「P Space」を12月10日(水)配信リリース。あわせて、ミュージック・ビデオを公開しています。
本作のタイトル「P Space」は、personal(個)と public(公)――ふたつの “P”が重なる場所を指す言葉として名付けられました。人混みの中でふと孤独を覚える瞬間、ひとりきりの部屋で誰かの気配を探してしまうような感覚。孤独と気配が交差する、バンドの新境地ともいえる挑戦的な一曲に仕上がっています。
また、メンバーが愛してきたニューウェーブ / エレクトロニカ / テクノのエッセンスを見事に抽出。ミニマムに削ぎ落とされた言葉と音の構造の中に、独特の世界観が広がります。
公開されたMVは、1つの空間で奏でられるメンバーの演奏と、音に反応するヴィジュアライザーが融合した映像作品となっています。無駄を削ぎ落とした構成だからこそ、音と光のカッコよさが“映像美”として際立ちます。
先日、バンドの独立2周年を記念して新宿LOFT & LOFTBARにて開催された〈東京 JUNCTION〉も記憶に新しいところですが、2026年も活動の歩みを止めず、さらに新たな表現へ挑戦していくPanorama Panama Townの今後の動向にもご注目ください。
[コメント]自主レーベルニュー紳士街の立ち上げ、ミニアルバム“SHINSHIGAI”のリリース、全国ツアーからタイでのツアーなど、各地飛び回りながらライブと研鑽の日々でした。
自分の部屋にメンバーで集まり、そこでできた曲やグルーヴをライブに持っていく。
そして、また家に帰り、曲を作り、あれやこれや試行錯誤しながら、またステージに帰っていく。
僕たちの生活はそんな循環の上に成り立っていて、どんなに毎日のようにライブをやって、パーティの最中にいても、消えない孤独やそこでこそ浮かび上がってくる「個」というものがあります。
一つ一つのライブはもちろん、バンドというのも「個」の集合体だなとつくづく思います。「僕たち」という主語を使えていることに、日々感謝しております。
こうして走り抜けてきた2025年。新曲はそんな個をテーマに作りました。色んなものを削ぎ落とし、ミニマムなものにはなっていますが、これぞパノパナという音でもあると思います。
1人の部屋でも、沢山の人が集まるパーティの中でも、ぜひ聴いてみてください。――Vo.Gt. 岩渕想太