新作『Fire』は『London Zoo』(2008年)『Angels & Devils』(2014年)に続く、都市を舞台にした3部作の締めとなる作品で、MCとしてFlowdan、Roger Robinson、Moor Mother、Manga Saint Hilare、Irah、ダディ・フレディといった長年の仲間に加え、Logan、Nazamba、FFSYTHOらも参加しています。
マーティンは「ザ・バグを始めたのは、俺の倉庫にあったサウンドシステムのための音楽を作りたかったからだし、ザ・バグのライヴ体験こそ、つねにレコード作品に反映させたいと思っていた。いつだって炎に、ライヴ体験に注ぐための燃料を探してるんだ。だからロックダウンによってライヴができないことが大きなきっかけとなった。つねに“どうしたらもっと盛り上げられるだろうか?”“どうすれば人々をもっとコントロール不能にできるのか?”と問いかけてる。俺にとって、ライヴは生涯忘れられないものでなければならない。オーディエンスをDNAから変えてしまうもの、良い意味で彼らの人生に傷痕を残すようなものでなければならないんだ。俺は、摩擦や混沌、音で炎をあおることが好きだ。このアルバムは、ライヴの激しさや、ライヴ中の“ファックオフ"というアティチュードという点で、俺のライヴがもっともよく反映されてる。“WHAT the FUCK?”というのが俺がオーディエンスに望む反応だよ。人々が音楽をどのように消費するかについて多くのコントロールがあり、文化的に抑圧されてる時代において、常軌を逸するということこそ正しいリアクションだ」とコメントしています。