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浅丘ルリ子、山田洋次監督に「抱きついてしまった」 寅さん記念館リニューアル式典で語る

山田洋次   2019/04/16 16:31掲載
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浅丘ルリ子、山田洋次監督に「抱きついてしまった」 寅さん記念館リニューアル式典で語る
 『男はつらいよ』シリーズや『幸福の黄色いハンカチ』など、数多くの作品を手がけた山田洋次監督の映画作品を紹介する「山田洋次ミュージアム」と「葛飾柴又 寅さん記念館」が4月13日に東京・柴又にリニューアル・オープン。記念式典が開催され、山田洋次監督、女優の浅丘ルリ子、松竹常務取締役の大角 正が登壇。12月27日(金)には、シリーズ第50作目「男はつらいよ お帰り寅さん」が公開されることもあり、記念式典では寅さんシリーズにまつわる話に大いに花が咲きました。

柴又の町の変わらない美しさと、町の人々の思い

 新作「男はつらいよ お帰り寅さん」について、大角 正は、「画として1番変わってないのは柴又。他の地域はどんどん変わっていて、鉄道も港も変わっている。その点、柴又は変わってない。そのおかげで、50作目であってもまったく古臭く見えない。むしろ新しく見える」と語り、本作品をきっかけに、多くの人が柴又に訪れることに期待を込めました。

 山田洋次監督は、「町というのは、顧客と住んでる人とが信頼関係を築いていかないと3代と続かない。地域の面影を残しているのは、柴又の商店街の方々のおかげです。葛飾区民の人達、商店街、庶民の方々の熱い思いがあったからこそできた」と、柴又の町と人々の素晴らしさにも感嘆。監督が語っていた、柴又の町の美しさに目を向けて本作を観るのも楽しみのひとつではないでしょうか。

 第11作『寅次郎忘れな草』、第15作『寅次郎相合い傘』、第25作『寅次郎ハイビスカスの花』、第48作『寅次郎紅の花』で旅回りの歌手・リリーを演じた浅丘ルリ子は、「涙と笑いで包まれた本当に温かい現場でした。こんな素晴らしい作品に参加できて幸せです。いつでもこのリニューアルされた寅さん記念館へ足を運んでください。私も寅さんに会いたくなったらまたここに来たいと思います」と、当時の現場に思いを馳せ、感慨にふける場面もありました。

浅丘ルリ子が語る山田洋次監督の繊細な演出の素晴らしさ

 また「山田洋次ミュージアム」について感想を求められると浅丘は、「本当にびっくりしました。ミニチュアだったり、人車も再現されてあって、細かいミニチュアも作ったりして本当にすごい。こんなに素敵にリニューアルされて。ここまで来るのに電車にも乗ってきたが、乗り心地も良かった。また来たいです」とコメント。さらに、「寅さん以外のものもこれだけ作ってこられたのか。本当に素晴らしい。今すぐにでも観たいくらい」と、山田洋次監督の数々の作品へも敬意を表していました。

 浅丘はあらためて「寅さん」シリーズを見返したとのことで、「寅さんのいろんなことやリリーさんのいろんなことがわかった。北海道に行きたいと思った理由はどうしてなのか。同じ職業をやる者として、女だからなんて大変だっただろうと想像します。あっちこっち行ってどれくらいのお金がかかったのでしょう。本当に大変だったのではないか。リリーさんは最高に頭が良くて、男の世話にならないリリーさん。我がことなのに全然反対な存在で、すごい憧れていました」とリリーへの思いを語りました。

節目のシリーズ第50作には桑田佳祐が主題歌で参加

 シリーズ第50作「男はつらいよ お帰り寅さん」では、サザンオールスターズの桑田佳祐が主題歌を歌うことについては、「桑田さんが歌うとは知らなかった。渥美さんが歌うと思ったら、桑田さんがいきなり出てきて。山田さん素敵、と抱きついてしまった」と感激したようでした。

 山田監督は、桑田がライヴで寅さんに関する歌を歌っているのをテレビで見て、「渥美(清)さんとは別の歌手が歌うとどうなるのかな」と思い、オファーをしたとのこと。「桑田さんと渥美さんは、人生観だったり、心情的に重なる部分があるのかもしれない。桑田君の歌を聴いてると、渥美さんと共感し合っているように感じた。彼の歌は力を持っていて、音源が届いて、スタッフのみんなで聴いた時は総立ちで拍手しました」と語りました。

 浅丘ルリ子は「出るたびに、寅さんはなんて粋で、可愛くて、頭がよくて、いなせで。お願いだから寅さんと結婚させてください、と言ったんです。でも、それをやるとそれが終わっちゃうから、って」と、寅さんへの熱い思いを語りました。

葛飾刊行ポータルサイト「かつまるガイド」
葛飾柴又 寅さん記念館

www.katsushika-kanko.com/tora

葛飾刊行ポータルサイト「かつまるガイド」
山田洋次ミュージアム

www.katsushika-kanko.com/yamada-yoji-museum
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