オランダのサックス奏者、
ユリ・ホーニング(Yuri Honing)が自己のクァルテットを率いて、10月10日(土)に東京・新宿 PIT INNにて来日公演を行います。ECMの総帥、
マンフレート・アイヒャーに見出された奇才、ヴォルフェルト・ブレデローデ(Wolfert Brederode)の硬質で美しいピアノとのハーモニーは必聴です。
ユリ・ホーニングは1965年、オランダ生まれ。90年に自己のトリオでプロとしてのキャリアをスタートさせ、92年に初リーダー作『ア・マター・オブ・コンヴィクション』をリリース。
ポリスや
ABBAをカヴァーした2作目『スター・トラックス』(96年)がオランダ、ドイツ、イギリスなどでヒットし、一躍有名に。2001年、
ポール・ブレイ、
ゲイリー・ピーコック、
ポール・モチアンといった世界的なアーティストとともにNYで録音した7thアルバム『セブン』をリリース。このアルバムはオランダのグラミー賞に相当する“エジソン・アワード”を受賞しました。2012年、ユリ・ホーニング・アコースティック・カルテットによる『トゥルー』を発表し、同年〈東京JAZZ〉に出演。ジャズ界のビッグネームとの共演も多数、世界各国で活動を続けるオランダ・ジャズを代表する存在です。