1944年にイギリスのポッターズ・バーで生まれる。1968年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートで知り合ったオーブリー・パウエルとともにアート集団「ヒプノシス」を結成。乳牛が振り向いているジャケット写真が衝撃的なピンク・フロイドの『原子心母』でその名を世界に知らしめ、ヒプノシス解散後も数々のジャケット・デザインを手掛けている。今もなお第一線のデザイナーとして活躍するストームを、作品解説を交えて紹介!



何もない荒野、地平線と交わるブルーのグラデーション……。ストームの作品にはしばしば、順光で撮影されたと思われる澄み切った青空が使われる。何もない殺風景なこの空間に、人工的で不可思議なオブジェ(あるいは人的なもの)をフレームに位置付けることで、現実世界にはあり得ない超現実的な現象が生み出される。歪んだ時間軸から姿を現した未知なる恐怖との接触は、彼の作品のように晴天の日にこそ起こりうるのかもしれない。















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