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“ポルノ映画”と“ピンク映画”の違いは?

2016/06/01掲載
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“ポルノ映画”と“ピンク映画”の違いについて教えてください。
 “ポルノ映画”も“ピンク映画”もどちらも成人映画ではありますが、邦画において一般的には“ポルノ映画”は東映、日活などの大手映画製作会社による作品なのに対し“ピンク映画”はそれ以外の新東宝や大蔵などの映画製作会社による作品を指します。

 “ポルノ映画”はさらに1968年公開の石井輝男『徳川女系図』や1972年公開の鈴木則文『温泉スッポン芸者』などのエログロ・ナンセンス路線の“東映ポルノ”と、1972年公開の村川 透『哀愁のサーキット』や1983年公開の藤田敏八『ダブルベッド』などのドラマ性の強い“日活ロマンポルノ”にわけられます。一方、代表的な“ピンク映画”には、『Shall we ダンス?』を手がけた周防正行が1984年に発表し、映画評論家・蓮實重彦がその年のベスト5に選出したことでも知られる『変態家族 兄貴の嫁さん』や、『おくりびと』でアカデミー賞外国語賞部門を受賞した滝田洋二郎が1983年に発表した『連続暴姦』などがあります。

 2016年には日活ロマンポルノの誕生45周年を記念したリブート企画として『凶悪』白石和彌塩田明彦『害虫』『黄泉がえり』)、園 子温『冷たい熱帯魚』『TOKYO TRIBE』)、中田秀夫『リング』『劇場霊』)、行定 勲『世界の中心で、愛をさけぶ』『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』)がそれぞれ作品にテーマを掲げ新たなロマンポルノを制作することが発表され、作品は2016年冬に東京・新宿武蔵野館にて順次公開される予定です。
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