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宇多田ヒカル「タイム・リミット」のイントロで聴こえる“ダークチャイルド”とは?

宇多田ヒカル   2021/03/25掲載
宇多田ヒカルさんの「タイム・リミット」の冒頭で“ダークチャイ?”みたいな言葉が出てくるのですが、何か気になるので教えてください。
 アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』のテーマ・ソングを収録したアルバム『One Last Kiss』も話題となっている宇多田ヒカル。「タイム・リミット」は、約20年前の2000年6月にシングル「For You/タイム・リミット」(写真)としてリリースされ、翌年の2ndアルバム『Distance』にも収録されています。

 さて、「タイム・リミット」のイントロで聴こえてくる“ダークチャイルド”というフレーズは、同曲を編曲し、ブランディーメアリー・J.ブライジテディ・ライリーら多くを手掛けた米プロデューサー、ロドニー・ジャーキンスのステージネームのことです。R&Bやヒップホップなどブラック・ミュージックの楽曲では、プロデューサーほかビートやトラックを手掛けたアーティスト / クリエイターの名前を示すために、あるいはアーティストが敬意を表す意味も含めて、音のシグネチャー(署名)をすることがあり、ロドニー・ジャーキンスが手掛けた楽曲ではよくこの“ダークチャイルド”のフレーズが聴かれます。

 なお、面白いところでは、ラッパーとしてデビューした後、ウィル・スミスの「スウィッチ」などで成功し、メアリー・J.ブライジやクリスティーナ・アギレラらを手掛けたプロデューサーのクワメ(Kwame Holland)。米・フィラデルフィア出身のR&Bシンガー、ヴィヴィアン・グリーンの「ゲット・ライト・バック・トゥ・マイ・ベイビー」(Get Right Back To My Baby)や「アイ・ドント・ノウ」(I Don’t Know)といった楽曲では、日本人女性の声で“音の科学者、クワメ”という“日本語”の音のシグネチャーが挿入されています。


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