生まれ故郷のスコットランドならではの“タータンチェック”柄の衣装をまとっていたことから“タータン・ハリケーン”と呼ばれ、70年代に世界のティーンエイジャーたちを熱狂させたのが、ポップロック・バンドの
ベイ・シティ・ローラーズ。社会現象にもなるほどの一大旋風を巻き起こした彼らが、1976年に全米1位を記録したのが、代表曲の「サタデイ・ナイト」(Saturday Night)です。
リズミカルに“S-A-T-U-R-D-A-Y Nisht!”繰り出すフレーズが印象的なアップビートのこの楽曲は、そのキャッチーなフレーズもあって、世界中でヒット。多くのアーティストによるカヴァーも生まれました。
日本でもご多分に漏れずさまざまなカヴァー・ヴァージョンが登場。幼児教育番組『おかあさんといっしょ』の初代“うたのおにいさん”で、「ビューティフル・サンデー」をヒットさせた
田中星児は、1976年のアルバム『オー・マリヤーナ』にて「サタデー・ナイト」としてカヴァー。
立花理佐や
相川恵里、
島崎和歌子らを輩出した女性アイドル・オーディション「ロッテ CMアイドルはキミだ!」出身の
杉本理恵は、1994年に5枚目のシングルとして「恋するSATURDAY NIGHT」をリリース。“ハイスタ”の愛称で人気のパンクロック・バンドのHi-STANDARDは、1995年の1stフル・アルバム『
GROWING UP』にてカヴァーしています。
TOKIOは、2001年に「
カンパイ!!」のタイトルでリメイク・カヴァー。自身が出演したキリン「ラガービール」CMソングとなったほか、バラエティ番組『ガチンコ!』のエンディング・テーマなどにも使われました。
リメイク・カヴァーとしては、お笑いタレントの
ゴリ(
ガレッジセール)がバラエティ番組で扮したキャラクターの松浦ゴリエとして、2005年に
Gorie with Jasmine & Joann名義で「
Pecori♥Night」(写真)を発表。前作「Mickey」に続いて、同曲も人気を集めました。
ロック・シーンでは、
ザ50回転ズが2006年のアルバム『
50回転ズのギャー!!』にてカヴァーしたほか、2011年に
ROLLYが「SATURDAY NIGHT」を配信リリース。ダンス&ヴォーカル・グループの
E-girlsは、冒頭のフレーズを“E-G-I-R-L Saturday Night”と歌った日本語詞カヴァー「Saturday Night ~ロックな夜に魔法をかけて~」を発表。同曲は2015年のシングル「
Anniversary!!」や、2017年のアルバム『
E.G. CRAZY』などで聴くことができます。また、小春と
ももの姉妹ユニット、
チャラン・ポ・ランタンは、2016年に「ソトデナイ」というタイトルの日本語詞カヴァーを発表。冒頭の“ヒ・キ・コモリ ヒキコモーリ”から始まり、“そそそ外出な~い”と空耳ともダジャレともとれるユニークなフレーズを歌っています。
なお、TV番組のBGMやCMでもよく用いられる本家「サタデイ・ナイト」ですが、2026年においても登場。4月7日よりアサヒビール「ブラックニッカ クリアハイボール」のTV-CMにて全国でオンエアされています。