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ルックバック~5月25日 そごう東京店が開店、「有楽町で逢いましょう」がヒット

2026/05/25掲載
ヒットしたデパートやスーパーのイメージ・ソングとかってありますか?
 いまから約70年前、1957年5月25日に東京の有楽町に百貨店「そごう東京店」が開店しました。大阪を拠点としていた百貨店の「そごう」は、東京へ進出するにあたって有楽町駅付近への出店を決定。読売新聞の自社物件「読売会館」に開店することになりました。

 通称“有楽町そごう”と呼ばれたそごう東京店は、開店へ向けて、当時人通りが増え始めていた有楽町の活性化と客足の増加を図るため、1956年のアメリカ映画『ラスヴェガスで逢いましょう』(Meet Me in Las Vegas)のタイトルを模した「有楽町で逢いましょう」というキャッチフレーズで“有楽高級化キャンペーン”というブランド戦略を展開。これが見事にはまり、有楽町の名が広まるとともに「有楽町で逢いましょう」は流行語となりました。

 このキャッチフレーズがいかになじみになったかというと、開店前の1957年4月からTV歌番組『有楽町で逢いましょう』が放送を開始したのをはじめ、7月にフランク永井がキャンペーン・ソング「有楽町で逢いましょう」をリリース。11月より『週刊平凡』にて宮崎博史の小説『有楽町で逢いましょう』の連載がスタートすると、同作を原作とした映画『有楽町で逢いましょう』が翌年1月に公開。有楽町そごう店内でロケーションが行なわれ、京マチ子ほかオールスターが名を連ねるなかにフランク永井も本人役で登場し、「有楽町で逢いましょう」を歌唱するシーンもありました。

 なお、フランク永井のシングル「有楽町で逢いましょう」は発売から半年で約50万枚をセールスを記録し、1973年と1982年の『NHK紅白歌合戦』にて同曲を歌うなどフランク永井の代表曲となり、藤圭子をはじめ、多くのアーティストにカヴァーされる楽曲となりました。有楽町センタービル(通称:有楽町マリオン)前には「有楽町で逢いましょう」の石碑が建てられ、同ビルに開館した多目的ホール「I'M A SHOW」(アイマショウ / 旧・オルタナティブシアター)は、曲名の“逢いましょう”をもじったものと言われています。

 有楽町そごうは、2000年9月24日に閉店。翌年から同店舗跡はビックカメラ有楽町店となっています。

(写真は、2016年2月リリースのフランク永井のシングル・コレクション『懐かしのフランク永井 シングル全集 (1)有楽町で逢いましょう 1956-1958』)
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