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世界中の紛争で影響を受ける子どもたちを支援する『HELP(2)』 アークティック・モンキーズら31組が参加

2026/01/28 16:58掲載
世界中の紛争で影響を受ける子どもたちを支援する『HELP(2)』 アークティック・モンキーズら31組が参加
 1995年の記念碑的作品『HELP』に着想を得た新たなコラボレーション・アルバムであり、世界中の紛争で影響を受ける子どもたちの支援のため、錚々たるアーティストが集結したチャリティ・アルバム『HELP(2)』が3月6日(金)にリリースされます。これに先駆け、1stシングルとしてアークティック・モンキーズによる「Opening Night」が公開されています。

 本作は、世界中の紛争の影響を受けた子どもたちへ緊急支援、教育、専門的なメンタルヘルス支援、保護を提供する団体である「War Child」の重要な活動を支援するため、国境を越えて音楽愛好家を巻き込むことを目的としたもの。2025年11月の驚異的で濃密な1週間を中心に、著名プロデューサーのジェームス・フォード指揮のもとレコーディングされた本作は、オリジナル作品と同様にAbbey Road Studiosでの即興的なレコーディング・プロセスとともに多くのコラボレーションが実現しています。

 ブライアン・イーノが主導し、1日で録音されたオリジナル・アルバム『HELP』は、120万ポンド以上を調達し、ボスニア紛争に巻き込まれた数千人の子どもたちへの緊急支援を可能にしました。しかし、紛争の影響を受けていた子どもが世界全体の約10%だった『HELP』のリリース当時から、現在までにその割合はほぼ倍増し、約5人に1人の子ども(実に5億2,000万人)が紛争の影響下に。これは第二次世界大戦以降、かつてない規模。紛争が激化し、資金削減の影響も深刻化するなかで、War Childの活動はこれまで以上に切迫し、オリジナル・アルバムが体現していた「集団的行動」の精神が現代のアーティストたちへ引き継がれる必要性は、極めて重要な意味を持ちました。

 豪華なミュージシャン陣に加え、アカデミー賞受賞監督ジョナサン・グレイザーが『HELP(2)』のクリエイティブ・ディレクターを務め、イギリスの映像制作会社Academy Filmsと協力して優秀なクリエイティブチームを結成。カンヌ国際映画祭をはじめ、数々の賞を受賞した映画『関心領域』でもタッグを組んだグレイザーとミカ・レヴィのコンセプトはシンプルで、それは「子どもたちによる、子どもたちのための作品」。チームはカメラを子どもたちに託し、彼らの視点で世界を見つめることで、観客と関係者全員にこの取り組みの意義を常に想起させることを意図しています。この模様は、アルバム・トレイラーやアークティック・モンキーズのセッションで観ることができます。

 本作の国内流通盤2CDには解説書が付属。アルバムの収益はすべてWar Child UKに寄付され、世界中の紛争地域で暮らす子どもたちの保護、教育、そして権利を守る活動に充てられます。

 なお、アルバムに参加したアーティストの一覧とコメントは以下となります。

 [参加アーティスト(アルファベット順)]
アンナ・カルヴィ (Anna Calvi)
アークティック・モンキーズ (Arctic Monkeys)
アーロ・パークス (Arlo Parks)
アルージ・アフタブ (Arooj Aftab)
バット・フォー・ラッシーズ (Bat for Lashes)
ビーバドゥービー (Beabadoobee)
ベック (Beck)
ベス・ギボンズ (Beth Gibbons)
ビッグ・シーフ (Big Thief)
ブラック・カントリー・ニュー・ロード (Black Country, New Road)
キャメロン・ウィンター (Cameron Winter)
デーモン・アルバーン (Damon Albarn)
デペッシュ・モード (Depeche Mode)
ダヴ・エリス (Dave Ellis)
エリー・ロウゼル (Ellie Rowsell)
イングリッシュ・ティーチャー (English Teacher)
エズラ・コレクティヴ (Ezra Collective)
フォールズ (Foals)
フォンテインズ D.C. (Fontaines D.C.)
グレアム・コクソン (Graham Coxon)
グリーンティー・ペン (Greentea Peng)
グリアン・チャッテン (Grian Chatten)
ケイ・テンペスト (Kae Tempest)
キング・クルール (King Krule)
ニルファー・ヤンヤ (Nilufer Yanya)
オリヴィア・ロドリゴ (Olivia Rodrigo)
パルプ (Pulp)
サンファ (Sampha)
ザ・ラスト・ディナー・パーティー (The Last Dinner Party)
ウェット・レッグ (Wet Leg)
ヤング・ファーザーズ (Young Fathers)


[コメント]
ジェームス・フォードから『HELP(2)』アルバムへの参加依頼を受けた時、俺たちは楽曲の構想に取り掛かり、Abbey Roadでレコーディングを行った。War Childの貴重な活動を支援できることを誇りに思う。このレコードが戦争の影響を受けた子供たちの生活に前向きな変化をもたらすことを願っている。
――アークティック・モンキーズ

30年前、俺たちはマーキュリー・プライズ(とその賞金)をWar Childに寄付した。今年は、さらに多くを寄付している。どれくらいかって? それは、もう少し待っていてほしい…
――ジャーヴィス・コッカー

War Childから『HELP(2)』への参加を依頼されたとき、本当に光栄に感じた。オリジナルの『HELP』は自分にとってとても大きな意味を持つ作品だったし、いまのニュース状況を踏まえて、戦争地域にいる子どもたちを支援するという、疑いようのないほどポジティブな行動へ音楽コミュニティを結集させる手助けができるなら、やらない理由はなかった。アルバム制作そのものの体験も非常に強烈で、個人的には、正直言って“生きる力を与えてくれる”ようなものだった。とても厳しい一年を背景にしていたからこそ、なおさらだ。完成した作品にも、関わったすべての人たちの尽力にも、心から誇りを感じている。多くの人に、この特別なレコードを聴いてもらうのが待ちきれない。
――ジェームス・フォード

この驚くべき共同作業を撮影するためチームを結成する一員となれたことは、この上ない光栄です。
――ジェームス・フォード

『HELP(2)』は、単なるアルバムではない。音楽業界がひとつの目的のもとに結束したとき、何が起こり得るのかを示す、力強い実例だ。このプロジェクトは、戦争という壊滅的な影響を受けた子どもたちを支援するWar Childの重要な活動を後押しするために、多様なアーティストやクリエイターたちを結びつけてくれた。私たちの使命――紛争地域で苦しむ子どもが一人も取り残されないようにすること――を支えるため、声や才能、そして時間を惜しみなく提供してくれたすべてのアーティストとチームに、心から感謝している。このレコードが、欠かせない資金を集めるだけでなく、思いやりを行動へと変え、戦争の中で生きる子どもたちを守るために、今すぐもっと行動する必要があるのだという認識を広げてくれることを願っている。
――リッチ・クラーク(War Child UK 音楽部門責任者)







■2026年3月6日(金)リリース
V.A.
『HELP(2)』

beatink.com/products/detail.php?product_id=15604

[収録曲]
1. アークティック・モンキーズ - 「Opening Night」
2. デーモン・アルバーン、グリアン・チャッテン&ケイ・テンペスト - 「Flags」
3. ブラック・カントリー・ニュー・ロード - 「Strangers」
4. ザ・ラスト・ディナー・パーティー - 「Let’s Do It Again!」
5. ベス・ギボンズ - 「Sunday Morning」
6. アルージ・アフタブ&ベック - 「Lilac Wine」
7. キング・クルール - 「The 343 Loop」
8. デペッシュ・モード - 「Universal Soldier」
9. エズラ・コレクティヴ&グリーンティー・ペン - 「Helicopters」
10. アーロ・パークス - 「Nothing I Could Hide」
11. イングリッシュ・ティーチャー&グレアム・コクソン - 「Parasite」
12. ビーバドゥービー - 「Say Yes」
13. ビッグ・シーフ - 「Relive, Redie」
14. フォンテインズ D.C. - 「Black Boys on Mopeds」
15. キャメロン・ウィンター - 「Warning」
16. ヤング・ファーザーズ - 「Don’t Fight the Young」
17. パルプ - 「Begging for Change」
18. サンファ - 「Naboo」
19. ウェット・レッグ - 「Obvious」
20. フォールズ - 「When the War Is Finally Done」
21. バット・フォー・ラッシーズ - 「Carried My Girl」
22. アンナ・カルヴィ、エリー・ロウゼル、ニルファー・ヤンヤ&ダヴ・エリス
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