ジャン・リュック・ゴダールの不朽の名作『
勝手にしやがれ』(1960年)の制作過程を描いた、
リチャード・リンクレイター監督作『ヌーヴェルヴァーグ』が7月10日(金)から公開。これに伴いジャン・リュック・ゴダール監督作『勝手にしやがれ』『
気狂いピエロ』というヌーヴェル・ヴァーグの金字塔2作品が、『勝手にしやがれ』が7月24日(金)から、『気狂いピエロ』が7月31日(金)から、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座、UPLINK吉祥寺 他にて連続上映されます。
今回新たに編集された、2作品の予告編が公開となりました。
『勝手にしやがれ』は、盗んだ自動車を走らせパリに向かうミシェル(
ジャン・ポール・ベルモンド)が、横のカメラに向かって話す様子から幕開け。パリを象徴する凱旋門のカットの後、シャンゼリゼ通りでヘラルド・トリビューン紙を売るパトリシア(
ジーン・セバーグ)の姿が映し出されます。パトリシアとつかの間のパリを楽しむミシェル。しかし、男性が後頭部を殴られるシーンの後、一気に追われるミシェルとパトリシアの様子でを畳みかけ、小気味よく流れる音楽と編集で、今も褪せない魅力を改めて確信させる予告編が展開します。全編モノクロの映画にカラフルな色彩をのせ、ジーン・セバーグが20歳、ジャン・ポール・ベルモンドが26歳、ジャン・リュック・ゴダールが28歳というタイトルが流れますが、作品制作時におけるその若さにも驚かされます。
『気狂いピエロ』は、歌うマリアンナ(
アンナ・カリーナ)がフェルディナン(ジャン・ポール・ベルモンド)と南仏の海外を歩くシーンから始まり、カラフルな映像が続く仕上がり。しかし徐々に、マリアンナの部屋にいるハサミが首に刺さった男性の死体、マリアンナの持つ銃など、映画の後半を思わせる展開に。どこを切り取っても絵画的で美しいシーンが連続し、「見つかった。何が?永遠が」という最後の有名な台詞で予告編も終了します。
この2本の予告編は、どちらも字幕を入れずに映像とタイトルだけで編集、よりゴダールの映像を感じてもらうための形で制作されました。『勝手にしやがれ』は、2020年の60周年の4Kレストア版、『気狂いピエロ』は2Kレストア版を使用しています。
© 1960 STUDIOCANAL - Société Nouvelle de Cinématographie – ALL RIGHTS RESERVED.
© 1965 STUDIOCANAL / SOCIETE NOUVELLE DE CINEMATOGRAPHIE / DINO DE LAURENTIS CINEMATOGRAPHICA, S.P.A. (ROME). ALL RIGHTS