ロック、デジコア、J-POP、ヒップホップ――。ジャンルという境界線を越え、2020年代以降のポップミュージックを再構築します。
シンガー・ソングライター / プロデューサーのsafmusicが、今年リリースしたEP『Slide And Escape』に新曲5曲を追加したデラックス・エディション『Slide And Escape [Deluxe]』を7月29日(水)に配信リリース。
ギターを軸に、喪失や逃避、東京で生きる孤独を描いたEP『Slide And Escape』を起点に、本作ではさらにサウンドの射程を拡張。ロック、デジコア、J-POP、ヒップホップを横断しながら、それぞれの様式を引用するのではなく、一つのポップミュージックとして統合することを試みています。
客演にはLynxXxCERO:A、miraie、浅井杜人を迎え、それぞれ異なる音楽性との交差によって、アルバム全体の景色はより立体的に広がっています。
ハイパーポップ以降のインターネット・ミュージックと、日本のバンドミュージック、ヒップホップ、そしてJ-POP。そのどれにも属しきらないサウンドは、ジャンルを更新するための実験でありながら、同時に誰もが口ずさめるポップスとして成立しています。
タイトルに掲げられた「Slide And Escape」という言葉が示す“逃避”は、現実から目を背けることではありません。音楽という手段を通じて、自分自身や世界の見え方をわずかにスライドさせ、新しい景色へと抜け出していく行為を意味しています。
シンガー・ソングライター / プロデューサーとして活動するsafmusicが提示する、新たなオルタナティブ・ポップ。その現在地を示す決定版といえる作品です。
アルバムの中でも象徴的な一曲となる「1999」は、ハーモナイズされたヴォーカルで幕を開けるイントロから一転、ストレートなギターロックへと展開する楽曲。
〈チェインギャング、ブルーハーツに染みてく 1999 終わらなかったよ世界は〉という印象的なラインでは、90年代末の終末論や日本のロックカルチャーへの眼差しを重ねながら、自身の現在地を描き出します。
繊細なヴォーカルワークと力強いバンドサウンドが交差することで、本作『Slide And Escape [Deluxe]』が掲げる“ロック、デジコア、J-POP、ヒップホップを横断する”というテーマを象徴する一曲に仕上がっています。
本作『Slide And Escape [Deluxe]』は、safmusicの現在地を提示すると同時に、ジャンルを横断するポップミュージックの新たな可能性を示す一作となっています。