2010年代のダンスミュージック・シーンを牽引し、2018年に惜しまれつつこの世を去ったスウェーデン出身の伝説的プロデューサー、アヴィーチー(Avicii / 本名ティム・バークリング)。彼の代表曲であり、EDMの歴史を変えた名曲「Wake Me Up」が、Spotifyにて累計30億回再生を突破するという偉業を成し遂げました。
「Wake Me Up」は、2013年にリリースされたデビュー・アルバム『True』のリード・シングルとして発表されました。アメリカのソウルシンガー、アロー・ブラック(Aloe Blacc)をヴォーカルに迎え、アコースティック・ギターのカントリー・ミュージック要素と、高揚感あふれるエレクトロニック・ダンス・ミュージックを融合させたこの楽曲は、全英シングルチャートで1位を獲得、全米チャートでも長期間上位にランクインするなど、世界的ムーブメントになりつつあったEDMのアンセムとなりました。
[以下、コメントの訳] 2013年、ウルトラ・ミュージック・フェスティバルで「Wake Me Up」が初披露された時、観客は当初困惑と懐疑的な反応を示しました。通常はDJがプレイするステージ上でブルーグラスバンドが生演奏をするという型破りな手法と、予想外のジャンル融合は、アヴィーチーのセットに観客が期待していたものとはかけ離れていたのでした。
しかしファンが歌詞やメロディ、ジャンルを超えたサウンドを受け入れるにつれ、「Wake Me Up」は瞬く間に世界的な成功を収め、世代を代表するサウンドトラックとして世界中のチャートを席巻しました。
リリースから約13年を経た今、「Wake Me Up」はSpotifyで30億回再生を突破しました。同プラットフォームにおけるスウェーデン人アーティストとしての最多再生記録にもなりました。この驚異的な節目は、楽曲の不朽の意義を証明するだけでなく、ティム(アヴィーチーの本名)がエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)に遺した深遠な影響力を今に伝えるものであります。