福岡県久留米市結成の4人組ロック・バンド、
IRIKOが、約10年ぶりとなるミニ・アルバム『Angry Hearts』を4月22日(水)にデジタル配信リリース。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。
待望の、という言葉そのままにデジタル配信としてはおよそ10年ぶりとなる本作。系譜を受け継ぐザラついた攻撃的なオルタナサウンドに、芯を食ったような声と言葉が、強く優しく共鳴します。
鶴浩幸(vo,g)は「納得いくモノを、ただそれだけを信じて繰り返すことに振り切って、積み重ねようと活動してきた。バンドとして当たり前の事を当たり前にやろうと。そしたら辻ちゃんと三島が気付いてくれて、ちゃんとカタチにしようって、最高のサポートをしてくれた」とコメント。
ミックスは旧知の仲である三島想平(
cinema staff)が手掛け、リリースサポートは同じく
辻友貴(cinema staff)主宰のLIKE A FOOL RECORDSが担っています。
ヒリヒリと、緊迫した空気の漂う音像が印象的な本作品。リード・トラック「優しい雨」が象徴するように、現状からの脱却をテーマに据えながら、自己肯定と否定、その狭間で揺れ動く心の機微や矛盾を捉えた本質的な作品となっています。
ジャケット・デザインは、すやまはるみ(Hatopomo Harumi Suyama©)による描き下ろし。見るたびに変化する表情が、まるで写し鏡かのように作品が持つ喜怒哀楽を表しており、アルバムを象徴する重要な役割を担っています。
なお、8月12日(水)にはシリーズ作『Hungry Hearts』もリリース予定。それぞれレコ発イベントを東京・福岡で開催。
[コメント]セルフライナーノーツ
「Angry Heartsによせて」
なんか知らんけど俺は怒っていた。
自業自得だし因果応報なのかもしれないが、そげなん事はわかっとるったい、せからしか!と訛り全開の怒りをエネルギーに毎日を生きていた。
簡単に出くわす不条理や理不尽の積み重ねに、当たり前に日々降り注ぐ悲しみや息苦しさに、ショックを受ける心が麻痺して痺れを切らしていた。
そんな事とは(俺の場合)無縁だった福岡での生活から、望んで暮らした東京はしっかり辛くて、当たり前にしんどかった。
でも曲ができた。
福岡では出来んくなった曲が、ポツポツと生まれた。
不意に受ける優しさや、大切な人達との繋がりに抱きしめられてウォーってなって、それでもなんか孤独だけれども、曲が生まれた。
ソリッドで攻撃的なサウンドと、太っとくてあたたかい言葉とメロディが、俺たちの真骨頂です。
リード曲「優しい雨」にすべて詰まってます。西新宿の路上で暮らすおっちゃんにヒントをもらって書きました。
夕立ちの合間の街並みが、くすんで見えるか光って見えるか、己次第だなって感じです。
恭兵のめっちゃ動くベースが心の機微を全部なぞってくれてて、心平さんの祈りのようなドラムがキラキラしていて、ノブのリードギターが激渋でめちゃんこクールに手を添えてくれてます。こいつらやべぇです。
めんどくさい奴だろうに、一緒になって前を向いてくれるメンバーや、おもろいねと乗っかってくれたcinema staff辻ちゃんや三島、IRIKOといったら俺だろと茶々入れしてくれたircle仲道リョウ、など、書ききれないけど沢山の人の協力があって形にできた。心からありがとう。
シングル除くアルバムでのリリースは10年ぶりだって。まじか。さすがに怒られるな。Angryなのは皆さんでしたか。
どうでもよくなるくらい、たぶんちょっとやっべぇやつが出来たので、心して聴いてください。
何言ってるかわからない状態ですけども、聴いてもらったらわかります。心して聴いてください。
自分バンドマンなんで。――鶴浩幸(vo,g)