アイスランドのピアニスト、
ヴィキングル・オラフソン (Víkingur Ólafsson)が、新作『
CONTINUUM II ~ヴィキングル・プレイズ・バッハ 』を11月6日(金)に発表します。2024年に発表された『CONTINUUM』に続く、ヴィキングルの継続的なJ.S.バッハ・プロジェクトの第2弾。ヴィキングルは
バッハ のオリジナル鍵盤作品に自身の新たな編曲とトランスクリプションを組み合わせています。また、アイスランドの自宅に新設したホーム・スタジオ「The Nutshell」で全編を録音した初のアルバムでもあります。
このアルバムから、「鍵盤楽器のための協奏曲第1番ニ長調BWV972より第2楽章:Larghetto(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲RV230による)」、「G線上のアリア(管弦楽組曲第3番BWV1068からのオラフソンによるピアノ編)」、ヴィキングル自身がピアノと弦楽のために編曲を手がけ、
シッギ弦楽四重奏団 とXun Yang(cb)が参加した「鍵盤楽器のための協奏曲ヘ短調BWV1056より第2楽章:Largo」の3曲が先行公開されています。
本作の大きな聴きどころの一つが、管弦楽組曲第3番の「アリア」、通称「G線上のアリア」。ヴィキングル自身によるピアノ編曲を、先行公開中のグランドピアノ版とアップライトピアノ版の2つのヴァージョンで収録し、楽器の違いによって生まれる、それぞれの表情を描き出しています。
もう一つの中心となるのが、「暁の星のいと美しきかな」BWV 436、「世よ、さらば!」BWV 27の6、「満ち足れり」BWV 60の5など、ヴィキングルがピアノで演奏する6つのコラール。声のために書かれた音楽をピアノの響きへと移し替えることで、バッハの音楽が持つ親密さと静かな深みを浮かび上がらせています。
ヴィキングルは、これらのコラールについて、「ピアノという楽器を通して、作品が新たな姿を現したように感じられます。とりわけ、アップライトピアノの繊細で儚い響きが気に入っています」と語っています。
このほか、バッハが弟子や自身の子どもたちのために書いた6つの小前奏曲、オルガン・コラール前奏曲「おお主なる神、われを憐れみたまえ」BWV 721、オラフソンがピアノ、弦楽四重奏とコントラバスのために編曲した「ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ短調」BWV 1018から第3楽章「Adagio」などを収録。
30年以上にわたり、毎日少しずつバッハを弾き続けてきたヴィキングルは、本作について「バッハは私の日記になりました。彼の音楽を弾くことは、私の人生において変わることのない、ただ一つの習慣です。『CONTINUUM』は、私自身のバッハ日記であり、彼の音楽との終わることのない対話、そしてバッハの芸術へのオマージュです」と語っています。
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(c) Ari Magg