先日2月27日に86歳でこの世を去った
ニール・セダカは、1939年3月13日にアメリカ・ニューヨークで誕生しました。幼少よりクラシックピアノを学び、13歳の時に同じアパートに居住していた作詞家の
ハワード・グリーンフィールドと曲を作り始めると、19際の時に
コニー・フランシスへ提供した「間抜けなキューピッド」が全米14位と成功を収めました。同曲はテレビ東京のバラエティ番組『モヤモヤさまぁ~ず』のBGMでも使われています。
同年に歌手としてRCAビクターと契約すると、「恋の日記」をはじめ、「おお!キャロル」「星へのきざはし」「カレンダー・ガール」「すてきな16才」などを次々とヒットさせ、1962年の「悲しき慕情」が全米ポップチャート1位を記録し、グラミー賞にもノミネートされました。特に日本では「恋の片道切符」がビッグヒット。オリジナルは「おお!キャロル」のB面として発表されましたが、日本ではB面とA面を入れ替えてリリース。日本でのニール・セダカの人気を確実なものとした一曲となりました。
70年代には「雨に微笑を」や
エルトン・ジョンが参加した「バッド・ブラッド」が全米1位にランクイン。「悲しき慕情」のスローバラード・ヴァージョンも全米8位とヒットしました。
80年代にはTVアニメ『機動戦士Ζガンダム』の主題歌へ曲を提供。
鮎川麻弥「Z・刻をこえて」は「ベター・デイズ・アー・カミング」(Better Days Are Coming)、同じく鮎川の「星空のBelieve」は「バッド・アンド・ビューティフル」(Bad And Beautiful)、
森口博子の「
水の星へ愛をこめて」は「フォー・アス・トゥ・ディサイド」(For Us To Decide)が、それぞれ原曲となっています。
また、娘
デラ・セダカとデュエットした「面影は永遠に」が全米19位に。ちなみに、デラは、1982年のアニメ映画『1000年女王』の主題歌「星空のエンジェルクイーン」を歌唱したことでも知られています。
50年代後半からポップス黄金期に数多のヒットを生み出し、
ポール・アンカらとともにポップス系シンガー・ソングライターの草分け的存在として活躍。日本でもコンサートを行ない、盛況を博しました。その楽曲は多くのアーティストにカヴァーなどで歌い継がれ、影響を与え続けています。
(写真は、2019年5月リリースのニール・セダカのシングル集『
恋の片道切符 シングルス1957-1962』)