5月1日に誕生日を迎えたアーティストのなかで、都会的なソウル/ファンクの名手として知られるのが、
レイ・パーカーJr.(ジュニア)です。
1954年にアメリカはミシガン州デトロイトにて、レイ・アースキン・パーカー・ジュニアとして生まれたレイ・パーカーJr.は、10代よりセッション・ギタリストとして活動。音楽プロデューサートリオのホーランド=ドジャー=ホーランドの〈ホット・ワックス〉レーベルなどの作品や、
スティーヴィー・ワンダーの「迷信」にはヴォーカルとして、『トーキング・ブック』『インナーヴィジョンズ』にはギタリストとして参加して、注目されました。
スティーヴィー・ワンダーに勧められてソングライターとして開花した後、
ハービー・ハンコックに勧められて、1977年に自身のグループの
レイディオを結成(後にレイ・パーカーJr.&レイディオへ改名)。「ジャック&ジル」「ユー・キャント・チェンジ・ザット」のヒットに続き、1981年の「ウーマン・ニーズ・ラヴ(ジャスト・ライク・ユー・ドゥ)」が世界的にヒット。全米4位、全米R&B1位を記録しました。
同年のレイディオ解散後は、ソロ活動へ移行。翌1982年の1stアルバム『
ジ・アザー・ウーマン』が全米11位、全米R&B1位を記録すると、1984年に映画『ゴーストバスターズ』の主題歌「ゴーストバスターズ」が全米1位をはじめ、世界各国で軒並みチャート上位となり、グラミー賞を受賞。アーティストやプロデューサーとしてその地位を不動のものにしました。
この世界的なヒットで、良くも悪くも「ゴーストバスターズ」の印象が強くなってしまったところもありますが、90年代以降も
ニュー・エディションほかアーティストのプロデュースでも才能を発揮し、2000年代に入ると、スティーヴィー・ワンダー、
ボズ・スキャッグスらとのレコーディングやライヴを精力的に行なうようになり、2006年にはソロ6thアルバム『
アイム・フリー!』を発表しました。
都会的なソウル、ファンク・サウンドやセクシーなメロウ・チューン、「パーティ・ナウ」をはじめ、キャッチーでブギーなダンスクラシックス / ディスコ作風などで人気を博したレイ・パーカーJr.は、定期的に来日。近年では2020年、2024年に来日公演を行なっています。
(写真は、レイ・パーカーJr.&レイディオのアルバム『
ウーマン・ニーズ・ラヴ』)