鎌倉の街へ訪ねたり、JR横須賀線に乗った際に、よく映える黄色に鳩が描かれた紙袋を目にした人も少なくないのではないでしょうか。「鎌倉と言えば……」と思い出されるのが、1894(明治27)年に創業した神奈川県鎌倉市に本店を置く株式会社豊島屋を代表する名菓「鳩サブレー」です。
その「鳩サブレー」を生み出す直前、試作品を食べてもらった欧州から帰国した友人に「サブレーというお菓子に似ている」と言われ、“サブレー”という言葉を初めて聞いた豊島屋の初代店主・久保田久次郎が、“サブレー”が“三郎”という名前に似ていると感じ、親しみをもって“鳩サブロー”と呼んでいたそう。その“サブロー”の語呂にちなんで、3月6日を「鳩サブローの日」に制定しています。
豊島屋では、鳩サブレーをはじめとするさまざまな菓子のほか、鳩サブレーのマスコット的な商品となる鳩サブレーそっくりの根付(ストラップ)「鳩三郎」(ハトサブロー)や「鳩兵衛」、鳩に車輪がついた「ハトカー」など、鳩をモチーフにした多彩なグッズも展開。「鳩サブローの日」当日は、通常は鎌倉本店でしか買えない鳩グッズや限定商品をオンライン限定で販売するなど、鳩にまつわる商品を特別に販売します。
その鎌倉の代名詞的な「鳩サブレー」について歌った楽曲といえば、
桑田佳祐がこよなく愛する地元・湘南を歌ってきた
サザンオールスターズの「亀が泳ぐ街」でしょう。「
涙のキッス」などのヒット曲とともに収録された、1992年の11作目のオリジナル・アルバム『
世に万葉の花が咲くなり』(写真)の一曲で、“美味しい鳩サブレー”と渋くもリスペクトを持って歌っています。
また、鎌倉を歌う曲を数多く作っている湘南・鎌倉密着型ウクレレ・ユニット、“こたとま”こと
小川コータ&とまそんは、2018年に鎌倉の楽曲だけを集めた6枚目のアルバム『
鎌倉BEST』をリリース。同作収録の「鎌倉みやげうた」では、鳩サブレーをはじめ、クルミッ子、鎌倉ハム……とタイトルどおり、鎌倉の土産を連ねて歌っています。