音楽ライター / DJ / レーベル・プロデュースなど、さまざまな活動で音楽を紹介するジャーナリスト / プロデューサー・原 雅明が、“80年代以降のジャズ”について掘り下げた論考集「
Jazz Thing ジャズという何か ジャズが追い求めたサウンドをめぐって」(DU BOOKS刊)を3月30日(金)に刊行。
原は編集者を経て、1980年代末から音楽ジャーナリスト / ライターとして執筆活動を開始。日本のインターネット黎明期に影響を与えた「ネット・トラヴェラーズ '95」の編集、執筆なども手がけました。レーベル「HEADZ」の設立と雑誌「FADER」の創刊、また、
フライング・ロータスらを輩出したビート・ミュージックの重要イベント〈LOW END THEORY〉の日本での企画など、レーベルやイベントの運営、実践を通じて、日本のブレイクビーツ、エレクトロニックミュージック・シーンの前進に大きく貢献してきました。現在は執筆活動とともに、レーベル「rings」のプロデューサーとして、これまで培った海外とのコネクションから、新たな潮流となる音源の紹介を続けています。
「Jazz Thing ジャズという何か ジャズが追い求めたサウンドをめぐって」では、これまでのジャズ史では語られてこなかった
マイルス・デイヴィスと
プリンスとの関係をはじめ、
ディアンジェロや
エリカ・バドゥらのネオソウル / ヒップホップのコミュニティとジャズとの関係と影響、
ウィントン・マルサリスや
ビル・フリゼールらのアメリカーナへの動き、
カマシ・ワシントンや
サンダーキャットを生み出したLAジャズの歴史と特質などを紹介。“いま目の前に現れてきたジャズは、一体どういうジャズなのか?”に迫ります。