先日行なわれた〈FUJI ROCK FESTIVAL'12〉では“ラジオ頭”なるラジオ型のコスチュームを着用し、かのレディオヘッドと同時刻に真裏のステージへ登場、さらには大胆にもレディオヘッドの名曲「Paranoid Android」のカヴァーを披露！と、やんちゃなステージを披露しながらも、意外なほど（？）多数のベストアクト評価を獲得した姉妹デュオ、チャラン・ポ・ランタン。続いては、台湾でのフェス〈ROCK IN TAICHUNG FESTIVAL〉に登場、これまた大盛り上がりを記録しました！

　初の台湾でのステージということもあり、〈ROCK IN TAICHUNG FESTIVAL〉に集まったオーディエンスは彼女たちのことほとんど知らず……。そこで彼女たちが用意した“飛び道具”はアニソンのカヴァー。台湾では『美少女戦士』というタイトルで人気を博した『美少女戦士セーラームーン』の主題歌「ムーンライト伝説」を披露することに！

　ライヴ途中、ヴォーカルのももがステージ袖で着がえをはじめ、セーラームーンの主人公“月野うさぎ”のコスプレをして再登場。オーディエンスからの猛烈な歓迎＆歓声の中、アコーディオンの音色と見事にマッチした「ムーンライト伝説」を熱唱！ 親日家が多いことでも知られる台湾ですが、J-POPのイメージからはかけ離れた彼女たちのオリジナル曲も意外なほど受け入れられ、物販コーナーにも長蛇の列が出来るなど熱い反応に！ コスプレ・アイドルと勘違いしたままファンになった人もいたようですが……初の台湾ライヴはひとまず大成功で幕を下ろしたのでした。


　なお、きたる9月12日（水）には、タワーレコードが全店をあげてプッシュする“タワレコメン”にも決定した、2年ぶりの“ほぼ”ニュー・アルバム『つがいの歯車』が登場。さらに、本作より「空中ブランコ乗りのマリー」のミュージック・ビデオも公開中。CDジャケットと連動した世界観の中で撮影されたこのビデオは、独自の映像世界で知られる“スミス”が演出（監督）を担当しており、毒っ気とメルヘンが交じり合った、なぜかクセになってしまう逸品に仕上がっています！