大友克洋を筆頭に、日本のアニメーションを代表するトップ・クリエイターたちが集結したオムニバス・アニメーション映画『SHORT PEACE』。7月20日(土)に迎える劇場公開に先駆け、
浦沢直樹、
安彦良和、
細田 守の3人から本作へのコメントが届きました。
《浦沢直樹》1979年、大友さんの「ショートピース」という単行本は僕に火をつけた。
2013年「ショートピース」という映画が世界中に火をつける。
まさに「火要鎮」ですね。
《安彦良和》これは「大友一家の殴り込み」だな。
アニメ界への、そして世界への。
《細田 守》豪華絢爛な挑戦の数々に圧倒され、まばたきする暇もありません。
大友克洋監督に、改めて深い敬意を抱きます。
代表作『MONSTER』が、今夏話題のSFアクション超大作『パシフィック・リム』などで知られる
ギレルモ・デル・トロ監督によってTVドラマ化されるなど、海外でも絶大な人気をほこる浦沢直樹は、大友克洋の初短編集『ショート・ピース』を“影響を受けた作品”の一つとして挙げるなど、大友の遺伝子を受け継ぐ一人。
『機動戦士ガンダム』でキャラクター・デザイン、作画監督をつとめた安彦良和は、当時のアニメーション・ブームの一時代を築き、四半世紀以上経った今もなお影響を与え続ける先駆者。彼の初監督作品で大友がゲスト・キャラを提供しているなど、昔からつながりも深い。
『おおかみこどもの雨と雪』『サマーウォーズ』など常に新作が期待され、海外でも高い評価を得ている細田 守は、今年2月に行なわれた毎日映画コンクールの授賞式で「『火要鎮』は今までのアニメーションでなかったことを実現させた」と熱弁し、大友は「次世代を引っ張っていく人」と讃えるなど、互いを認め合う仲。
世界に誇るクリエイターたちの称賛の声から、『SHORT PEACE』に対する期待度の高さが伺えます!(写真は『SHORT PEACE』より、『火要鎮』)
『SHORT PEACE』
配給:松竹
2013年7月20日(土)ロードショー
(C)SHORT PEACE COMMITTEE
(C)KATSUHIRO OTOMO / MASH・ROOM / SHORT PEACE COMMITTEE