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女性監督による短編ホラー映画祭が日本上陸、〈東京スクリーム・クイーン映画祭〉開催

2013/09/13 15:05掲載
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女性監督による短編ホラー映画祭が日本上陸、〈東京スクリーム・クイーン映画祭〉開催
 アメリカ・ロサンゼルスで行なわれている“女性ホラー監督”が手掛けた短編作品を上映する映画祭〈L.A Viscera Film Festival〉。2013年・秋、その姉妹映画祭となる、〈東京スクリーム・クイーン映画祭〉が日本で誕生! きたる10月26日(土)、27日(日)の2日間、東京・渋谷「UPLINK FACTORY」にて開催決定!

 2007年の初開催より、女性だからこそ描けるテーマや、その毒々しさ、お洒落な映像センスが話題となり、年々その知名度が高まっている〈L.A Viscera Film Festival〉。今年もアメリカの様々な媒体が大々的に取り上げており、上映前のレッドカーペットには『デクスター』や『ペット・セメタリー』といった名作に出演していた俳優など、ホラー界で活躍するセレブが多数参加。いまや女性ホラー映画監督にとって、本映画祭での上映は、ひとつのステータスとなっているとか。

 アメリカにおいても、まだまだ映画界で活躍する女性監督は少なく、また、ホラーを主としたジャンル映画の世界で活躍する女性はさらにマイノリティな存在。この映画祭では、そうした女性監督の活躍の場を広げるとともに、観客にも女性のホラー監督が世界でアクティヴに映画を製作していることを知ってもらうことで、ホラー映画を男女の垣根を払って楽しめる場となっています。

 そして今年、〈Viscera Film Festival〉の“姉妹映画祭”として誕生するのが、〈東京スクリーム・クイーン映画祭〉。世界中から集められた女性監督によるホラー&ダーク・ファンタジーの短編が上映作品としてラインナップされ、2日間で7ヵ国・計25本の短編をプログラム別に一挙上映。各プログラムごとにゲストも予定されており、朝倉加葉子監督(『HIDE AND SEEK』、『クソすばらしいこの世界』)、秦 俊子監督(『さまよう心臓』)、加藤麻矢監督(『貧血』)、イサベル・ペパード監督(『バタフライ』)らの登壇が予定されています。

 さらに、映画祭のオープニング&クロージングでは、会場内に設置する特別ブースにてワンコイン(500円)で、プロの特殊メイク・アーティストである北落香奈子のホラー傷跡メイクを体験できるとか! また、ハロウィンにちなんだホラーなオリジナル・カクテルも用意されているとのことですので、ぜひぜひ会場へお出かけを。

〈東京スクリーム・クイーン映画祭〉
2013年10月26日(土)、27日(日)
東京 渋谷 UPLINK FACTORY(1F)
料金:一プログラム一律¥1,500

《10月26日(土)》

【オープニングプログラムA】(77分)
開場 18:45 / 上映 19:00

(上映作品)

『ドール』(カナダ / 9分20秒)
連続殺人犯は気付かなかった。車に乗せた女性が普通とは違っていた事を――。

『キラーズ』(アメリカ / 11分)
同じ場所に2人の連続殺人鬼が殺害したばかりの死体を捨てに来てしまい……。

『ベイビー・フェイス』(イギリス / 6分20秒)
廃墟にふざけて足を踏み入れた若いカップル。誰もいないと思っていたがそこには何かが潜んでいた。

『さまよう心臓』(日本 / 10分)
廃墟で遊ぶ2人の高校生。奥の部屋から物音が聞こえ、1人が暗い部屋へと入っていく。そこには得体の知れない何かが潜んでおり、2人の高校生は心臓を奪われてしまう。その廃墟に立ち寄った幼い少年と妹は……。

『エターナル・プリンセス』(アメリカ / 5分)
若い2人の女性が老婆に捉えられている。老婆は自分が「エターナル・スプリング」のお姫様だと言うのだが……。

『ハロウィン・キッド』(イギリス / 7分30秒)
ヘンリー少年はハロウィンがやって来るのが楽しみでなりません。だってハロウィンの日は「特別」な友だちが沢山遊びに来てくれるのですから。ナレーションはデレク・ジャコビ(『英国王のスピーチ』『グラディエーター』)。

『ドア』(アメリカ / 5分)
アルバート氏には秘密があった。彼はアパートの台所に悪魔を拘束していたのだ。

『暗闇』(アメリカ / 11分)
ある臨床心理学研究の実験で参加者全員が謎の死を遂げた。たった一人の女性を除いて。

(特別招待作品)
『バタフライ』(ニュージーランド / 12分)
路上で絵を売って生活している若いアーティスト。ある日、彼女の絵に目を付けた男性に仕事のオファーを受けるのだが……。声の出演にレイチェル・グリフィス。

上映後Q&Aあり
ゲスト: 秦 俊子監督(『さまよう心臓』)
イサベル・ペパード監督(『バタフライ』)

《10月27日(日)》

【プログラムA】(77分)
開場 14:45 / 上映 15:00
※オープニングプログラムAと同内容

【プログラムB】(78分20秒)
開場 17:15 / 上映 17:30

(上映作品)

『フランケン・ブライド』(アメリカ / 6分10秒)
ロマンス映画に没頭する若い青年。ある日彼は川下で女性の水死体を発見する。青年が取った恐るべき行動とは。

『ジャンプ!』(イギリス / 4分)
学校の屋上から飛び降り自殺を図ろうとしている学生を止めるべく肥満気味な教師が屋上へ上がって行くが……。

『ハリウッド・スキン』(カナダ / 10分30秒)
女優になる事を夢見てハリウッドに移り住んだ若い女性。しかし、そう簡単には叶うはずも無く、彼女は精神的に追い詰められて行く……。

『殺人バニ―』(アメリカ / 2分)
イースターの日に、殺人バニ―が現れる! ブラック・ユーモア満載のカットアウト・アニメーション作品。

『共食い』(スペイン / 9分40秒)
家庭思いの父親には秘密があった。彼はプロのチンピラとして裏の顔を持っていた。ある日、彼はアパートの上の階に住む住人の騒音を注意しに行こうとするが、そこには彼が恐れていた悪夢が待っていた……。

『ママとモンスターたち』(アメリカ / 8分30秒)
怖いママから逃げたい少年は空想の友達の力を借りようとするが……。

『集会』(カナダ / 17分)
とある集会が開かれていた。それは殺人鬼たちが週に一度集まり、各々の罪を告白するという会だった。いつものように一人、また一人と告白がされる中、突然彼らの前に新しいメンバーが現れる……。

『貧血』(日本 / 21分)
都会の夜をさまよう若き女吸血鬼アベコ。成人童貞の生き血に飢え渇いて衰弱していく。アベコを車椅子に乗せ獲物を狙う、いづみ。疲労倦怠渦巻く彼女たちに出くわした一組のカップルが、惨事に巻き込まれる。

上映後Q&Aあり
ゲスト: 加藤麻矢監督(『貧血』)

【プログラムC】(75分50秒)
開場 19:45 / 上映 20:00

(上映作品)

『オレンジ郡殺人鬼』(アメリカ / 13分50秒)
ブラック・スター峡谷を訪れた4人の若者たち。殺人鬼が出ると言う都市伝説の場所へ怖いもの見たさに足を踏み入れてしまい……。

『マイ・ゾンビ・フレンド』(カナダ / 12分)
ローラにはウサギのぬいぐるみしか友だちがいません。だからローラは自分で友だちを「育てる」事にしたのです。

『ハロウィン・ナイト』(アメリカ / 3分20秒)
ハロウィンの夜、友達と一緒にいたずらの計画を企てる若い女性のもとに気味が悪いビデオテープが送られて来て……。

『殺人子守歌』(イギリス / 4分)
小さなボー・ピープは大事な羊さんを殺してしまいました。彼女の行動はどんどんエスカレートして行き……。

(特別招待作品)
『香港ドリーム』(香港 / 15分)
ビルの屋上から硫酸を落とす、そんな悪質な悪戯が香港では頻繁に行われていた。そんな時、犯人逮捕に繋がる情報提供者には多額の報酬金が出る事になり、それを聞きつけた主婦が恐ろしい行動に出る……。

『シェルター』(アメリカ / 8分)
アニマル・シェルターを訪れた女性。保護された犬の持ち主のようなのだが何だか様子が変で……。

『記念日のディナー』(アメリカ / 12分)
ゾンビ・アポカリプスを生き延びた男性。彼はゾンビになった妻を自宅に隠していた。そして今日は彼らの結婚記念日だった……。

『HIDE AND SEEK』(日本 / 11分)
少女が琴を習いにやってきた。先生の自宅である教室では先生の息子がかくれんぼをして遊んでいる。レッスンが始まるが、少女は先生の様子がおかしいことに気づく。

上映後Q&Aあり
ゲスト: 朝倉加葉子監督(『HIDE AND SEEK』)
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