『少林サッカー』や『カンフーハッスル』で知られる
チャウ・シンチー監督による6年ぶりの新作、誰もが知っている『西遊記』の始まりの物語を描いた『西遊記〜はじまりのはじまり〜』が11月21日(金)より公開。『ドラゴンボール』の漫画家・
鳥山 明も「予想と常識の壁を遥かに超えてみせる銀河系最強のおもしろさ!!」と絶賛の本作、待望の予告編が公開されました。
予告編では、チャウ・シンチーが作り上げた強烈なインパクトを放つ個性的なキャラクターたちが解禁。ついに姿を現した、孫悟空の予想外のビジュアルにご注目ください。
[鳥山 明]予想と常識の壁を遥かに超えてみせる銀河系最強のおもしろさ!!
久々に完璧な娯楽映画を観ました!
些細な部分など、どうでもいいと思わせる強烈なエネルギー!
マジとギャグの見事な使い分け! 堂々とした安っぽさの演出! 計算されたストーリー展開!
これこそがボクの理想とする娯楽映画の最高峰であります!
お世辞を言ったところでボクに得があるわけでもないのでけっして大げさな表現でもなんでもありません。
ボクは職業柄、映画を観ていても、つい先の展開を考えてしまったりする悪いクセがあるのですが、この映画に関しては有名な「西遊記」がモチーフであるにもかかわらずまったく予想ができませんでした。
映画のセオリーやルールのようなくだらない概念だって通用しないのです。
この素晴らしい裏切りの末、きっちりと壮大で新しい本場ならではの「西遊記」になっているし、監督のいつものテーマである「愛」と「小さなギャグ」も貫かれていることに感激します。
監督の情熱のまま、思いどおりに完成させたことが画面からバシバシ伝わってきます。
興行成績を優先するあまり観客に媚び、映像ばかりがすごくて内容といえばチャレンジ精神も個性も希薄な大作映画ばかりが氾濫する中で、このことだけでも、小気味好さにどれほど感激したことか!
もう、どう表現していいか解らないぐらい最高の「西遊記」でした!!
ちなみに、キャラクターの個性や役者さん達の人選も素晴らしく、特に最初イメージ的に意外にも思える孫悟空の役者さんの演技の巧みさには感心させられました。(C)2013 Bingo Movie Development Limited