2015年6月1日（月）、日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・チェロ奏者に辻本 玲が就任します！ 辻本は、これまでに国内外のオーケストラとソリストとして共演するほか、全国各所でリサイタルを開催するなど、今後の活躍が期待される注目のチェリスト。使用楽器は、NPO法人イエロー・エンジェルより貸与された1724年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスです。

　10月28日（水）には、東京文化会館でリサイタルも予定している辻本。バッハからカプースチンまで、バラエティに富んだ至極のプログラムを予定しています。

リサイタルへ向けての辻本からのメッセージ
　年に一度のリサイタルでは毎回、本格的なチェロ・ソナタと、楽器の多面性を表現する小曲を組み合わせて選曲しています。今回は、前半はドイツ音楽の王道であるバッハとブラームス、後半は時代も性格も異なるバラエティに富んだ小曲とプロコフィエフ。バッハから古典派、ロマン派を経てロシアやスペインの民族的な要素、そして近現代に至る様々な音楽を演奏します。

　偶然ですが1曲目のバッハとラストのプロコフィエフはどちらもハ長調です。同じハ長調でも、世界に向かって開いているようなバッハと、何とも言えない閉塞感が漂うプロコフィエフ、その違いも表現できたらと思っています。

（C）竹原伸治