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日本を代表する実力派チェリスト、横坂 源が待望のCDデビュー

2016/07/01 15:24掲載
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日本を代表する実力派チェリスト、横坂 源が待望のCDデビュー
 弱冠13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲で共演したことを皮切りに、最難関として知られる第59回〈ミュンヘン国際音楽コンクール〉チェロ部門で第2位を受賞するなど、国際的なチェリストとしてのキャリアを築くチェリストの横坂 源(29)が、待望の初レコーディング作品『J.S.バッハ: ガンバ・ソナタ集』(WPCS-13535 2,600円 + 税)を9月14日(水)にリリース。9月22日(木・祝)には神奈川・相模原市 相模女子大学グリーンホールにてCD発売記念コンサートを行なうことも決定しています。

 横坂は、これまでに鷲尾勝郎、毛利伯郎ジャン=ギアン・ケラスに師事し、ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学、ならびにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積みました。骨太で力強い音色と正確な音程、歌心あふれる演奏が魅力で、ミュンヘン国際音楽コンクール審査委員長のパメラ・ローゼンベルクには“紛れもない詩人”と称賛されています。

 受賞歴、演奏活動ともに国内外で活躍をみせる横坂ですが、レコーディングに挑んだのは意外にも今回が初。記念すべき初録音のレパートリーに横坂が選んだのは、J.S.バッハの「ガンバ・ソナタ集(第1番〜3番)」。満を持してのCDデビュー決断へ至った経緯について、横坂は数年前の藤井一興(p)との共演がきっかけと話しており、本作で共演した藤井も「彼はつねにもっといい音はないか、非常に熱心に探求されており、その姿勢に大変共感しました。」とのコメントを発表しています。

 チェロの曲目はヴァイオリンやピアノに比べて多くはなく、また素晴らしい録音が偉大な芸術家達の演奏を通して多数存在していることから、みずからの音を録音するという気持ちを持つことはありませんでしたし、自分の音を残すということに正直抵抗もありました。
2、3年ほど前に、ピアニストの藤井一興さんとご一緒させていただく機会がありました。

 そこで演奏させていただいたガンバ・ソナタの抜粋が私にとって未知の世界、風景で、かけがえのない体験となり、その頃から藤井さんとガンバ・ソナタをぜひ全曲共演させていただき、勉強させていただきたいという思いを強く抱くようになりました。

 そんななか、レコード会社にお声をかけていただき、藤井さんにお許しをいただけたことで、今回録音をとらせていただけることとなりました。

 ガンバ・ソナタ3曲というシンプルな故に深遠な世界観を要するプログラムを快くお許しくださった関係者の皆様には心より感謝を申し上げます。

 また現在サントリーホールディングスからお借りしているロジェリとは12年の月日を共にしてきました。

 人生の大切な時をこの楽器と共に過ごし、また時に突破し、現在もとても良い関係を築かせていただいています。

 この素晴らしい名器とバッハの録音に携わらせていただけることに感謝致します。

――横坂 源

 横坂 源さんとは二日間にわたり、ご一緒させていただきました。横坂さんのチェロは大変良く響くし、深みもある名器です。そのチェロと彼の卓越した技術および音楽性の相乗効果で、楽曲は一層素晴らしいものとなります。また、彼はつねにもっといい音はないか、非常に熱心に探求されており、その姿勢に大変共感しました。時間を経るごとに音色が変わっていったのには、私をはじめ、スタッフ一同皆感嘆しました。非常にいい勉強になりましたし、大変楽しかったです。
――藤井一興

■2016年9月14日(水)発売
横坂 源
『J.S.バッハ: ガンバ・ソナタ集』

WPCS-13535 2,600円 + 税

[収録曲]
J.S.バッハ: ガンバ・ソナタ 第1番〜3番 BWV1027〜1029

[演奏]
横坂 源(vc) / 藤井一興(p)

[録音]
2016年6月13日, 14日 埼玉・和光市 サンアゼリア大ホール


■横坂 源 チェロ・リサイタル
2016年9月22日(木・祝)
神奈川 相模原市 相模女子大学グリーンホール
開演 14:00

[出演]
横坂 源(vc) / 藤井一興(p)


※お問い合わせ: 相模女子大学グリーンホール 042-749-2200
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https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
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