監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀のタッグで製作され、高く評価された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のスタッフが再び結集し、2015年9月に劇場公開されたオリジナル・アニメ『心が叫びたがってるんだ。』。幼い頃のトラウマでうまく話せなくなってしまった少女が、ある少年との出会いからミュージカルの主役に挑む姿を描き大ヒットを記録したこの感動作の実写映画化が決定し、7月22日（土）より全国公開。校舎のうえで4人が佇む、アニメ版のポスター・デザインを彷彿とさせるイメージ・ヴィジュアルが公開されています。

　“あの花”と同じく物語の舞台となった埼玉・秩父にてすでに撮影が始まっているという今回の実写版。Sexy Zoneの中島健人が他人と本音で向き合うことが苦手なやる気のない少年“坂上拓実”を演じるほか、幼い頃のあるできごとが原因で喋ると腹痛に襲われてしまうヒロイン“成瀬 順”役にNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にも出演する芳根京子、拓実と付き合っていた過去を持つ“仁藤菜月”役にE-girlsの石井杏奈、野球部のエースながら怪我により周囲にあたってしまう“田崎大樹”役には佐藤浩市の息子であり、先日俳優デビューが発表された寛一郎など、注目の若手俳優陣がメインキャストを務めます。監督は、「近キョリ恋愛」「君に届け」など、高校生を主人公とした作品に定評のある熊澤尚人。

　主演の中島健人は「大人気のアニメが原作でしたので、お話を頂いた時に思わず身も心も叫びました。プレッシャーもありますが、作品を最大限リスペクトし原作ファンの皆様、そして本当の気持ちを誰かに伝えたいと思う全ての方々に観て頂けると嬉しいです。」とコメント。芳根京子も「私自身も昔から言いたいことを言えるタイプではなかったので、“成瀬順”というキャラクターに共感する部分も多く、彼女を演じさせていただくことをとても光栄に思います。言葉をしゃべれないというシンプルゆえに表現の難しい役柄ではありますが、髪の毛もばっさり切って精一杯順ちゃんを演じ切りたいと思います!!」と意気込みを語っています。



トラウマで言葉を封印してしまった少女（成瀬 順）と本音を言わない物静かな青年（坂上拓実）が「心に閉じ込めてしまった本当の気持ち」を、ミュージカルを通して伝える姿に感銘を受け、演劇をやりたい順の心の言葉に拓実がメロディーを添えたことによって順が変わっていく姿に心を打たれました。
大人気のアニメが原作でしたので、お話を頂いた時に思わず身も心も叫びました。
プレッシャーもありますが、作品を最大限リスペクトし原作ファンの皆様、そして本当の気持ちを誰かに伝えたいと思う全ての方々に観て頂けると嬉しいです。
順役の芳根さんを始め、素敵なキャストの皆さんと心を一つにし、最高の作品ができるよう楽しみながら頑張りたいと思います。
――中島健人

『心が叫びたがってるんだ。』という作品を初めて知ったのは、オファーを頂いてからでした。撮影現場の合間に原作のアニメを拝見し、「うまく伝えられないことも、歌にすれば伝えられる」という深いメッセージにとても感動し、思わず涙が止まらずにメイクさんに怒られてしまったのが思い出深いです。（笑）
私自身も昔から言いたいことを言えるタイプではなかったので、“成瀬順”というキャラクターに共感する部分も多く、彼女を演じさせていただくことをとても光栄に思います。言葉をしゃべれないというシンプルゆえに表現の難しい役柄ではありますが、髪の毛もばっさり切って精一杯順ちゃんを演じ切りたいと思います!!
――芳根京子

台本を読ませていただいた時、温かい気持ちに包まれました。
この物語の中で生きている全員が、どんな時でもキラキラしているように思えて、演じる楽しみが芽生えました。今、チアダンスやミュージカルの練習をしています。素敵なクラスメイトと、素敵な作品を作り、共に青春を送れるよう全力で挑みます。そしてリアルな気持ちが映像を通して、皆さんに伝わりますよう、最後まで駆け抜けます！
『ここさけ』、よろしくお願い致します！
――石井杏奈

言いたいことが言えないこの世の中、僕自身も心が叫びたがっています。
多分、皆さんも何かしら心が叫びたがっているのではないでしょうか。
若者のトラウマを克服する青春群像劇。
僕も、この映画と一緒に成長していきたいです。同世代の方に、是非観ていただきたいです！
――寛一郎

多くの方々に愛されている、アニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」実写化の監督をすることになり、身が引き締まる思いです。
中島君、芳根さん、石井さん、寛一郎君という、彼ら以外に考えられない、これ以上ない理想的なキャストに恵まれ、撮影が大変楽しみです。
ミュージカル、友情、青春、恋愛……様々な要素が詰まったこの作品を、実写ならではの新しい表現で増幅しながら、原作のテーマである「言葉の大切さ」を、ひとりでも多くのみなさまに届けられるよう、全力で頑張ります。
――熊澤尚人監督