ミシシッピ・ブルースを現代に受け継ぐ存在として1996年の結成以来注目される、ギターとヴォーカルのルーサーと、ドラムス、ピアノ、シンセベース、プログラミングとヴォーカルをこなすコーディのディキンソン兄弟から成る
ノース・ミシシッピ・オールスターズ(NORTH MISSISSIPPI ALLSTARS)が、旧知の友人を迎えて制作したニュー・アルバム『
プレイヤー・フォー・ピース』(SICP-5329 2,200円 + 税)を5月31日(水)にリリース。また、バンドが出演している映画「約束の地、メンフィス〜テイク・ミー・トゥ・リバー〜」が6月17日(土)より東京・新宿K's cinemaほか全国で順次公開されることも決定しています。
結成20周年を記念して制作されたこのアルバムの収録曲のうち5曲は、
アル・グリーンや
アン・ピーブルズを手がけたメンフィス・ソウル・シーンの重鎮
ウィリー・ミッチェルの息子、ブー・ミッチェルとの共同プロデュースにより、メンフィスの名門スタジオ「ロイヤル・スタジオ」でレコーディング。そのほかの楽曲は、ツアー中にセントルイス、カンザスシティ、ニューオーリンズ、ブルックリン、オースティン、そして彼らの地元ミシシッピ州ヘルナンドにある兄弟の父親ジム・ディキンソンの「ゼブラ・ランチ・スタジオ」で録音されています。
アルバムから、「ロング・ヘアード・ドニー」と、ダニエル・ニコールをベースとヴォーカルに迎えた「ユー・ガット・トゥ・ムーヴ」が公開中。日本盤には
ジェリー・ロール・モートン「ヴァイパー」、ジェリー・ガルシアも取りあげた「ラギット・バット・ライト」の2曲をボーナス・トラックとして収録しています。
Photo by Bejgrowicz