第65回〈ベルリン国際映画祭〉で銀熊賞(監督賞)を受賞したポーランド映画「君はひとりじゃない」が7月22日(土)より東京・シネマート新宿、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開。
本作は突然母親を失った父と娘の再生をユーモアを交え描いたドラマ。母の死のショックで摂食障害になり心を閉ざしている“オルガ”を、本作が映画デビューとなるユスティナ・スワラ、“オルガ”の父にして人間の死に慣れてしまった検察官の“ヤヌシュ”を『
鉄の男』や『
トリコロール / 白の愛』で知られるヤヌシュ・ガヨス、2人の前に現われるセラピスト“アンナ”を『
カティンの森』の
マヤ・オスタシェフスカが演じています。メガフォンをとったのは女性監督のマウゴシュカ・シュモフスカ。
ロードショーに先駆けて公開された予告編では、母親を亡くしたことで溝ができてしまったオルガとヤヌシュの姿のほか、アンナが不思議な力を使い霊界と交信し、2人を癒していく様子が映し出されています。
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「君はひとりじゃない」2017年7月22日(土)より東京 シネマート新宿、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開
hitorijanai.jp[あらすじ]
母親を亡くし2人で暮らしている父親のヤヌシュとその娘オルガ。検察官であるヤヌシュは妻の死後、事件現場で人の死体をみても何も感じない。一方、オルガは心を閉ざし、摂食障害を患っていた。痩せ細っていくオルガを見かねたヤヌシュは彼女を精神病院へ入院させる。そこではセラピストのアンナが発声練習や感情を出させる練習を積極的に取り入れ、同じ病を患う女の子たちの治療にあたっていた。しかし、アンナもまた息子を亡くしており、大きな喪失感を抱えて日々を暮らしていた。ある日、ヤヌシュの家ではかけたもいないレコードが鳴ったり、部屋が極度に寒くなったりと不思議な出来事が起き始める。それを聞いたアンナはヤヌシュとオルガに、母親の霊と交信し直接話すことを試みようと持ちかける。一度は拒絶したヤヌシュだったが、ある晩、引き出しを開けるとそこには妻と自分しか知らないことが書かれた手紙が入っていた。信じられない出来事にアンナを訪ね交霊を依頼する。アンナとヤヌシュとオルガの3人は手と手を取り合って交霊を始める――。
監督: マウゴシュカ・シュモフスカ
出演: ヤヌシュ・ガヨス / マヤ・オスタシェフスカ / ユスティナ・スワラ2015年 / ポーランド / カラー / デジタル / ポーランド語 / 93分 / 原題: BODY / 映画区分: G指定
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配給: シンカ