2007年の結成以来、コントラバスだけの弦楽アンサンブルとしては国内随一の人気を博すBlack Bass Quintet（ブラックバス・クインテット）が、前作『Bass浪漫』以来約3年ぶりに3枚目のアルバム『Contrabass espresso〜quartet works〜』（XQFP-1035 1,852円＋税）を10月21日（水）にリリースします。

　“とにかくベースに合いそうな曲、メンバーの個人的にやりたいと思った曲を片っ端からアレンジして演奏する”というコンセプトのもと、ジャズからロック、アニソンまで、ジャンルの枠を軽く越えた演奏で驚きを与えてくれる彼らですが、今作でもその振り幅の広さを披露してくれています。

　目にもとまらぬ超絶技巧を交えながら超高速アレンジでクールに展開する「熊蜂の飛行」を皮切りに、情感たっぷりの演歌「津軽海峡・冬景色」、映画「アナと雪の女王」でおなじみの「LET IT GO」や11本ものコントラバスがオーヴァーダビングされた「ノートルダムの鐘」などのディズニー楽曲、中間部のセリフ部分もコントラバスで表現したアニメ主題歌「はじめてのチュウ」など、多種多彩なジャンルの楽曲を激しく、楽しく、重厚に聴かせてくれます。

　まさに、タイトルにある“エスプレッソ”のごとく、コントラバスから抽出される濃厚な重低音を味わえる一枚です。