昨年の「カヌレとウルフ」に続くニュー・シングル「今日もサクラ舞う暁に」を4月にリリースしたCHiCO with HoneyWorksが5月2日、同作を携えての東阪ワンマン・ライヴ・シリーズ〈今日もサクラ舞うZeppに〉のファイナル公演を東京・お台場 Zepp Tokyoにて開催。約2,500人のオーディエンスを前に、アンコールを含め全21曲を披露しました。
なおCHiCO with HoneyWorksは、8月より全国ツアー〈真夏の2ndライブハウスツアー「i LiVE you」〉をスタート。8月26日(土)に東京・日比谷野外音楽堂で行うファイナルまで、全9公演が発表されています。詳しくはオフィシャル・サイトにてご確認ください。
[オフィシャル・レポート] 2014年、アニメ『アオハライド』のオープニングテーマ「世界は恋に落ちている」でのデビューから3年。10代から圧倒的な支持を集めるクリエイターユニット「HoneyWorks」との鮮烈なコラボレーションで疾走する“チコハニ”ことCHiCO with HoneyWorksが、5月2日、東京・Zepp Tokyoにて東京・大阪ワンマンライブシリーズ「今日もサクラ舞うZeppに」のファイナルを迎えた。
「みなさーん、こんばんは! CHiCO with HoneyWorksです! 今日初めてチコハニのライブに来た人は?」と問いかけるCHiCO。客席のここかしこから、「ハーイ!」と元気に手が挙がる。緊張していて上手く話せないと言いながら、「今年のワンマンの目標は、“みんなでライブを作る”ことです。1曲、1曲、好きなように、みんなで一緒に作っていけたらいいな。今日のライブは今しかないですからね!」と語りかけ、こちらも春らしい温かさを感じる「恋のコード」へ。戸松遥ナンバーでもあるアップテンポのHoneyWorksカバー「恋ヲウチヌケ」、軽やかな手拍子が跳ねる「ロクベル」で爽やかな風を吹かせたところで、ちょっと息を切らしたCHiCOから「次はあまりワンマンでやっていない曲です」と紹介されたのは……ハードな「ヒストリア」。それまでのアットホームな雰囲気から一変、CHiCOの振り絞るようなファルセットとシリアスなサウンドが絡み合い、熱のこもった空間をドラマティックに切り裂いていった。
チコハニの名を呼ぶ声に迎えられてのアンコール。その1曲目は、彼女たちにとって最も大切な記念すべきデビュー曲「世界は恋に落ちている」だ。「歌って!」とマイクを差し出すCHiCO、印象的なメロディーを大きくシンガロングするオーディエンス。“いま、この時”を共に分かち合えている喜びが、全員の歌声から満ちあふれていた。MCでは、7月30日からスタートする「真夏の2ndライブハウス・ツアー『i LiVE you』」に広島での追加公演が決定したことを知らせる。そして、全国ツアーを締めくくる8月26日の「日比谷野音スペシャルライブ『ナツのシナリオ』」は「ツアーの集大成、最高のお祭りにしたいと思ってます!」と意気込みを語って、ステージはいよいよラストへ。
「アイのシナリオ」では手拍子と合唱でZepp Tokyoをひとつに結び、CHiCOが晴れやかな表情で「最後、みんなで笑顔で終わりましょう!」と声を掛け、ハピネスがあふれ出す「ホーリーフラッグ」を熱唱。最後はsana&バンドメンバーと手を繋いで深々とおじぎ。マイクなしで叫んだCHiCOの「夏のツアーで会いましょう!!」の声を、温かな拍手と大歓声が包み込んだ。デビューから3年。ライブのたびに、アーティストとして一回りずつしっかりと成長を遂げてきたCHiCO with HoneyWorks。“ファンと共に作るライブ”は、夏の全国ツアーでさらに大きな花を咲かせてくれるに違いない。
取材・文 / 阿部 美香 撮影 / 小川 舞
■LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks 東京・大阪Zeppワンマンライブ「今日もサクラ舞うZeppに」 2017年5月2日(火)東京 お台場 Zepp Tokyo