9月18日（日）、神奈川・横浜スタジアムでHi-STANDARD主催の野外ロック・フェス〈AIR JAM 2011〉が11年ぶりに開催されました！

　磯辺正文BANDやSCAFULL KING、といった過去のAIR JAM 2000を共に盛り上げたバンドはもちろん、当時は観客として楽しんでいたという10-FEETやFACT、さらにME FIRST AND THE GIMME GIMMESら海外勢も参加した豪華15組が出演。

　トップバッターの磯辺正文BANDがHUSKING BEE時代の名曲「#4」でスタートさせると、マキシマム ザ ホルモンはまさかのカヴァー曲、嵐の「A・RA・SHI」を演奏するなど、それぞれのバンドがそれぞれの想いとともに熱いパフォーマンスを披露。

　さらにBRAHMANではTOSHI-LOW（vo）が「今日を一番楽しみにしていたのはオレたちBRAHMANです」と噛み締めるようにHi-STANDARDへの想いを吐き出しつつ、息もつかせぬ勢いで代表曲の数々を演奏し会場を盛り上げる。

　そして凄まじい歓声が飛び交う中、ついにヘッドライナーのHi-STANDARDの3人が11年ぶりにファンの前に登場。難波章浩（b、vo）のMCを経て一曲目の「STAY GOLD」が始まると、11年分の想いをぶつけるかのようにアリーナ全体がモッシュ・ピットへと変貌。「MY HEART FEEL SO FREE」「SUMMER OF LOVE」「CLOSE TO ME」と立て続けに披露すると、横山健（g、vo）が「大げさと思うかも知れないけど、オレたち日本のために集まったんだよ」と復活のきっかけを照れながらもはっきりと語りました。

　その後も「DEAR MY FRIEND」や本編ラストの「CANT' HELP FALLING IN LOVE」、アンコールの「STARRY NIGHT」など、“これぞハイスタ”という全11曲を披露してライヴは終了。難波が「また来年会おう！」と叫び3人がステージを降りた後も、SEとして流れる「MOSH UNDER THE RAINBOW」に合わせ客席では終わりを惜しむかのようにサークル・モッシュと大合唱が。ピースな雰囲気に包まれつつ〈AIR JAM 2011〉は幕を閉じました。

　復活を待ちわびた多くの人々の期待に応え、最高のパフォーマンスで勇気と希望を示したHi-STANDARD。東日本大震災で被害に遭われた方々の力になるべく、2012年の春を目標に東北でのAIR JAM開催を計画中です。




（Photo By Terumi Fukano、TEPPEI）